十年前のできごとです。
あるお寺でお仕事を手伝っていると、お寺の方に「門が開かないから、石を削ってください」と言われました。
現場に急行して見てみますと、なるほど地面から石が飛び出ていて、それがひっかかって門の開閉を妨げているようでした。
「わかりました」
私は特に何も考えることなく、その出っ張った石を削り始めました。


しかし...
削り始めてすぐのことでした。
突然、私の身体が硬直して動かなくなりました。
助けを呼ぼうにも、声すら出せませんでした。
脂汗を流しながら、どうすれば良いのかとしばらく考えましたが、わかりませんでした。
私は直感的に「何かいけないことをしでかしたに違いない」と感じました。

その直感に応じるように、「申し訳ございませんでした」と心の中で何度も謝っている私がいました。
すると...

今までの金縛り状態が、徐々に徐々に和らぎ始めました。


身体の自由を取り戻した私は、その石をまじまじと見てみました。
何とその石は「墓石」でした。

どういう経緯でそこに存在していたのか分かりません。

私は唖然とするばかりでした。


墓石にはまだ魂が入っていました。

そして「きちんと祀ってほしい」と私に訴えていたのでした...


...と、この様な現象を沢山体験してきました。
又、次回お話いたします。