子供の時は、よく変わった子だって言われた
まあ、振り返ってみればたしかにそうだ
1人でいることがやたらと多かった
喋れば必ず一言目がつかえてうまく話せない
べつに人が嫌いとかそんなんじゃない
それは今も変わらない むしろ今の方が酷いかな
「ねぇ、たいき君、みんなと遊ばないの?」
「う〜〜ん… …」
保育園の先生も母さんも心配してくれていた
まわりの大人からしたら1番の悩みのタネ
たぶん、そうだったんじゃないかな
べつに遊べば遊ぶよ
「かんけりしようぜ」「おにごっこしようよ」
そう誘ってもらえたら、むしろ飛び込む方だ
だけど いつも … …
気付いた時には「おまえミソな」
なんかやるたびにそんなことを言われていたな
とにかく足が遅かった
追いかけっこすればいつまでも終わらない
だから走ることはすごく嫌いだった
だけど、子供の遊びには何をしても
走り回らなきゃいけないでしょう?
足が遅いだけならばまだ
他のことで頑張りさえすればよかった
だけど何してもうまくいかない
でも唯一、“お絵かき”はよく褒められた
いつからかわかんないけれど
物心ついた頃からよく絵を描いていた
あとは、積み木だったりゲームだったり
覚えることは大抵、ひとり遊び
まぁ、そんな子供だったかな。
といっても、それは今でも変わんないかな。