父のことば。


先日、ようやく父の遺骨を納骨することができました。
○○家の墓は持たず、他の方と合同の墓地ですが家族構成的に後々の管理を考えたら、それが一番かなと。


父が亡くなった後に母から聞いたのですが。
父が生前、癌の治療をしている時でしょうか…
「俺の人生は一体何だったんだ。」と嘆いていたことがあったそうです。



私はそれを聞いて、しばらくは思い出しては泣いていました。

お父さんの人生って何だったんだ?と。
お父さん幸せだったかな?


お父さん、幸せだったかな

それしか言葉は思いつかなくて
声なき人の答えは聞くことができず
さらに悲しみが増すを繰り返す。



しかし、私自身が自分に対しての想い方が変化した時に
父への質問も、もうすることが無くなりました。



お父さんの子に産まれて
私は幸せだから
お父さんの事がこれからも大好きだから
育ててくれてありがとう



お父さんの小さな人生は
私にとっては大きな大きな宝物



お父さんが死んじゃったという、私の中の小さな子どもの心の傷は癒えることはありません。
だってやっぱり悲しいし寂しいから。
だけど、それも大切に抱きしめながらそれ以上にいまは父の人生が愛おしいのです。


宇宙から見れば
見知らぬ人から見れば
父の人生は小さな人生かもしれません。

だけど私から見れば宇宙より大きい。


お父さんが呟いた
俺の人生は何だったんだろうの答えは
私からすればそういうこと。


16歳からずっと同じ会社で
一生懸命働いて
一生懸命家族を養って
まわりの人に慕われて


それがどんなにすごいことか
わかるかな、お父さん。
私はお父さんのようにはできないよ。


でも、お父さんの子であったことだけは、私にとって一番の誇り!


(実際にはお父さんとは呼んだことはなく、ジジイって呼んでました( ̄* ̄ )ゴメンえーん
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