木曜日のお手紙。


木曜日のお手紙を書くときは、名古屋は雨が降っていることが多い気がします。
今日はどしゃぶりですが、雨の音だけで他は何も聞こえないので静かな日です。


先日、是枝裕和監督の、『歩いても歩いても』という映画のDVDを観ました。
ある家族の1日を描いたもの。
その1日に、家族それぞれの心情が映し出されていました。

特に樹木希林さん演じるお母さんは、亡くなった息子への想いが素直で、お嫁さんの悪口とかも娘にこぼす姿なんて『あ~よくある光景だなぁ。』って思いました。


見終わった後のスッキリ感はなく、息子が亡くなった両親に『あれもこれもしてやれなかった』と終わるのですが、どこにでもある小さな家族の1日とその後を描いた作品で、それが私にはジーンときてしまいました。

自分と重ね合わせていたんでしょう。


まさか、この映画を観るとは自分でも思いもよりませんでしたが出会えて良かった作品です。