こんにちは。

misakoです。

今回はパーキンソン病に関して学んだことのシェアです。

パーキンソン病（指定難病６）進行性変性疾患　

💡４大症状

①振戦　

何もしていない状態で手足が震える。

何かしようとすると震えがとまるのが特徴。

②筋強剛　

筋肉が強ばり、スムーズに体が動かない

③寡動　

動きが鈍くなる。歩行時の手の振りなどがなくなる

④姿勢反射障害　

バランスを崩すと元に戻れない。

その他の特徴

歩行：前屈みですり足歩行・すくみ足・加速歩行

姿勢：腰が曲がる・斜めに傾く・首が下がる

表情：瞬きが減る・表情がなくなる

嚥下障害：ものが飲み込みにくくなる

などが挙げられます。

※運動機能だけではなく、幻覚や鬱状態など精神障害も見られることがあるようです

この病気、

５０代以降より発症しやすくなるが若年性もあるそうです。

１０００人に１人→高齢者では１００人に１人がパーキンソン病にかかっている

※人口の高齢化に伴い患者数は増えてきている

現に私の勤める施設でも１クラスに一人はこの疾患を持つ方がいらっしゃいます。

現代に増えつつある疾患のようです。

原因

不明。遺伝子以上や環境因子もある

神経変性疾患に分類される

仕組み

通常、大脳皮質からの司令によって筋肉が動かされる

この指令を調節し動きをスムーズにしているのがドーパミン

ドーパミンが急激に減少（普通は加齢とともに少しづつ減少していく）することで震えや体の動かしにくさが出てくる

＊ドーパミン：快感や多幸感を得る、意欲を作ったり感じたりする、運動調節に関連する、といった機能を担う脳内ホルモンの一つ。フェニルアラニンやチロシンというアミノ酸が様々な酵素の働きによりドーパミンとなる

⏬進行度により段階がある⏬

ヤール：生活機能障害度

１：症状は片側　1度

２：体の両側に現れる　1度

３：姿勢やバランスが保てない活動制限あり　2度

４：一部介助が必要　2度

５：1人で起き上がり、歩行困難　3度

🌟介助ポイント

①小刻み歩行・すり足

踵から着地することを促す

〇〇まで○歩で・１、２、１、２　などのリズムを作った声かけ

②すくみ足

一歩後ろに歩いてから前に踏み出す

地面にテープなど目標をつける・ももをあげるように大きく一歩踏み出す

③方向転換

小回りではなく大きな円を描くように方向転換する

④突進

顔をあげ背筋を伸ばすように促す

焦らずゆっくり足を踏みだす

⑤立ち上がり

足を自分の方に引き寄せ、前に重心を預けてゆっくり立つ

＊歩行器や杖の使用も効果的

治療法

根本的に病気を治す治療は見つかっていないとのこと。

薬による治療がほとんど

ドーパミンを補充する薬やドーパミンを感じ取る受容体に働きかける薬

などがあります。

初期であれば投薬せずに経過を見るようです。

（利用者さんの中でも、薬の治療はせず、ひたすら運動を勧められた方がいました。）

進行していくにつれ薬が効きにくくなったり、持続性がなくなってきたりするため

服薬の量を調節しながら投薬を進めていきます。

パーキンソン病の治療の目標は”治す”ではなくあくまでも”症状の緩和”である

パーキンソン病に関して簡単にまとめました。

進行性のため治ることは難しいようです。

運動を行うことで症状の緩和が見られるようです。

先が見えない本当に辛い疾患ですが、

どのかたも皆さん明るく前向きにこの病気と向き合いながら生活されています。

一刻も早く原因や医療法がっ見つかることを祈っています。

この記事を通して少しでもパーキンソン病への理解が深まればいいなと感じています。

次回はパーキンソン病のための運動、ヨガについて書いていきます。

misako

ヨガとパーキンソン病

パーキンソン病について

4月30日 和光市カフェヨガイベント

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