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  うす黄なる寝台の幕のものうくも
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  月夜の晩に、拾つたボタンは指先に沁しみ、心に沁みた。
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  ・・・ゴリラ背中で進化論
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  レントゲン写真に嘴(はし)をあけし鳥
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  茶にまさる物なしといふは我ならず
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  くるくるってなくわ　と　あたしが言いそえた
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  「素敵なウソの恋まじない」
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  対岸には、紫陽花が咲いている。竹藪の中で、赤く咲いているのは夾竹桃
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  黒い四角は黄いろい朝食であつた
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  冷えきった手を　一人で温める日々
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  ・・・行きかふ年もまた旅人なり
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  ・・・花の番地を探している。
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  しかし何で酔ふのだ？　酒でも、詩でも、道徳でも、何でも君のすきなもので。
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  ぼくのみらいは　チンジャオロースー
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  いと高き梢にありて、ちいさなる卵ら光り、
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  なんにも要らないから　こうしておだやかなきもちでいたいとおもう
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  ぼくは知ってるここがどんなにすばらしいところか
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  いまは香りたかい一椀の茶がほしい
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  誰もいないのだが、花がそこにある。そんな路地
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  「失ったものばかり数えるな！！」

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