早いもんで…あの東日本大震災から9年の歳月が
いつの間にか流れています。
地獄を体験された被災地の方たちの傷は…
果たして…いつになったら癒されるんでしょうか?
コロナ感染も今国民にとってはもちろん大変で、情報が
必要な時期だけど…東日本大震災の特集をTVでやってる
のはNHKくらいでした。
コロナ感染の影響で、家族が家にそろってる事が多い、
今だからこそ、もっともっと、民間のTV局も今の被災地を
国民に伝えてほしいと思いました。
ゴールデンタイムの8時、9時にね!
もちろんニュースでは時間枠を作ってドキュメンタリー風に
伝えてましたが…あくまでも短い枠です。
家族で見るというのに意義を感じるおばさん。
日本は地震国であり、ここ何十年の間に、確実に大地震が
来ると言ってますし、いろんな意味で、TV特集はNHKだけ
ではなく、民間TVでも欲しいところでありました。
TVを通じてではありますが、未だ復興に至らないでいる現状や、
何より心の傷が癒されることなく、大地震を引きずりながら、
ズッと悩み、苦しんでる方が、まだまだたくさんいることを知る
べきだと思います。
経済的な打撃の大きさも…回復の道のりはそんな甘いものでも
ないようですね。
でも…みなさん頑張ってる。
辛くても苦しくても未来を信じて頑張ってらっしゃる!
コロナ影響でで、甲子園球児は可哀そうだと思いますし、
他のイベントや、コンサートも中止ばかりで、皆さんガッカリ
してるでしょうし、経営も大変でしょう。
正直おばさんも、出かけることが制限されて息苦しい2月、3月に
なりましたが…ウイルスは絶対そのうち終息すると信じてます。
ワクチンも薬も製薬会社が頑張ってくれるでしょう。
しかしながら…
東北の被災地は、復興に向けて進んではいるものの
完全復興には程遠いように、おばさんには見えました。
そして…決して、震災前に戻る事はないんだろうなと…
もちろん新しい町として将来は復興するでしょうが…
以前の町とは、住む人も、住む家も、町の形も違うもの
なんだろうなと…復興を喜ぶよりも、寂しくなりました。
復興オリンピック、パラリンピックと言いながら、この時期に
ゴールデンタイムの8時9時にお笑いの方達の賑やかな
笑いは欲しくないというのがおばさんの勝手な気持ちです。
マッおばさんの独りよがりでございます。
2時間枠くらいの特集が欲しかったんであります。
自然はいつの日か予告もなく、突然に人を襲うという事は
他人事ではなく、いつ自分の身に降りかかるかわかりませんし。
他人の痛みは、自分の痛みと違い…時間が過ぎると忘れて
しまいます。
忘れるという事は、その物自体の怖さも忘れてしまうという
事です。
そんな中で…この9年間でしっかりとココロと身体も成長した
子供たちを見せてもらったのは大きな明るい光と感じました。
まばゆいばかり。
アッと言う間の9年でしたが…まだ9年しか経ってないと言う
被災者の方の言葉はとても印象的でした。
おばさんにとってはもう9年もたつ…なんですが…被災者の
方達とっては、あの日の出来事は永遠に昨日の事のように
鮮明にココロにあるんですね。
あの日の計り知れない恐怖と哀しさ、虚脱感はそう簡単に
消え去る事ではないんだと改めて思いました。
あの年の4月…海の側のホテルに泊まり、何気なく外を見て
初めて目に飛び込んできた、キラキラ光る海から月に続く道を
いったいこれは?と思いながらも…多くの人が手をとりあって
月に向かって昇って行く姿が見え、アッ!これはと思わず
手を合わせたのを、今でも覚えてます。
あの初めての月の道は魂吸い取られました。
とても不思議な体験でしたが、おばさんはこれは絶対東北の
津波で亡くなられた方達だと…信じて疑いませんでした。
宮城県名取市のメモリアル公園では今日2:46過ぎに虹が
かかったとか…これもとても不思議であります。
あの世とこの世がつながった道としか思えません。
あの日を忘れずに…今日は、お星さまと一緒に再度冥福を祈ります