おばさん今年3度目の上京。



今回は母、父、姉の入ってる墓の墓じまいをするため。





貧乏で、持ち家を持てなかった母の願いはお墓を立てる事でした。



いろいろ辛い思いを抱えて頑張っていた母だけど、死ぬまで苦労しましたね。



ホントは家を建てて、その1階でおフクロ食道をするのが夢だったそうです。



人が喜ぶのが大好きで、面倒見の良い母だったけど、その夢は叶いませんでした。



私たち娘4人で、叶えてあげることもできませんでした。



母にとっては…きっとその食道をやってたら…天職になってたかもしれない…。



そう思うと、金のなかったあの時代が悔しく思い出されますな~!!(⌒▽⌒)アハハ!





母は、家はお金がないからあきらめて、せめてみんなが骨となって、家族として



ワイワイ一緒に住める墓が欲しかったようです。



義理兄たちの協力もあり、母を中心として協力し合って建てたお墓でしたが、



いざ30年もたつと…守る人がその墓に入りそうな年寄りばかりになってしまい



姪っ子…そしてわが娘…どの家庭をまわり見ても、



この墓をお願いとは言い辛いし、墓を守るとはそこそこ大変な事なんで



頼めないという結論。





だいいち…墓をもらって、ヤッタ~音譜と思う人はいないと思う。



札束を天高く積み上げて、これで頼むともし頼まれたら??



そりゃ~おばさんなら…即、”ハイ!!承諾致します!!”と金に目がくらみ引き受けますが



現実は…年金暮らしの年寄りばかり…積む金なんぞは有りませんもんね。💦(^^ゞ




先祖は大事だし、お墓も大切に守らなきゃいけないんだということは承知の上で




墓じまいを決断しました。




今までは兄と姉が、草をむしりに行ったり、命日や彼岸にはお参りに行ってくれたりと




大切に守ってくれましたんで、母もきっと”これでいいのよ!(*^^)v”と



喜んでくれていると思います。





実際、管理してくれてる義理兄と姉の具合も悪く、車の免許も返納したんで



川崎市の麻生区の山を崩して立てたような遠いところにあるお墓へは



今までのように行けるはずもなく…



まだ今のところ、頭のしっかりしてる姉妹二人で今回墓じまいを決断。



ホームに入ってる姉には話はしたものの、”アッそう~!”



墓じまいを理解してるのかしてないのか…多分10分経ったら忘れてるかも^_^;。




市の納骨堂が新しくできるということで、姉が老体にムチ打って



石材屋さん、お寺さん、市役所、区役所、葬儀屋さん…いろいろと動いてくれて



九州にいるおばさんは、”よろしく、ヨロシク!)の言葉だけで



みんな姉に手続きをしてもらいました。





申し訳なかったけれど、遠距離なんで甘えてみんなやってもらいました。





当日、エピソードはいろいろあったんだけど、とにかく無事に終了。




姉はやっぱり罪悪感が生じて、母に申し訳ないという気持ちがあったらしく




いざ市の職員さんに骨をお願いするときは、胸が痛くなり動機がすると




言いだし、姪っ子となだめたものの…やっぱりお墓というものを責任もって




預かってた姉の気持ちをその時は察することができず…涙を流させてしまいました。




その後、姉とよく話をして、私たちは間違ったことはしてないよという結論になりました。






おばさんには、罪悪は有りません。




供養をしてあげて、ちゃんと新しい納骨堂に入るわけですから




草ぼうぼうになって、ほったらかしになるよりはよっぽど安心です。






ちなみに…義理兄と姉は生前予約でお金を払い、母と同じ合同納骨堂に入る




手続きをしておりました~!。




ちょっとビックリしたけれど…二人の考えですからそれでいいんだと思います。






ちなみに…墓じまいにかかるお金が結構大きいのにびっくり(◎_◎;)。




お墓の土地は市からの借り物だったということで、お墓を撤去して更地にして




返却するということらしい。






具合が良くない中、いろいろと動いてくれた姉にとても感謝!m(__)m




そして母たちに、そのうち逝きますから、新しい新居で待っててね~と




手を振ってみんなで霊園を後にしました。




墓じまいに、もちろん反対の意見の方も多いと思うけれど…




後の守る人がいなければ、この選択はおおいにありとつくづく思いました。