第30回智くんを愛でる会 定例会議

定例会議 会議室にて。





会長「本日は記念すべき30回目の定例会議です。
この記念すべき日に、いつもお世話になっている翔くんに感謝の気持ちを込めてプレゼントがあります!!」


(*.゚ー゚)「おーー(パチパチパチ)」

(´・∀・`)「おー(ぱちぱちぱちぱち)」



(`・3・´)「??
なんですか。急に。」


会長「ほら翔くんにはいつもお世話になってるでしょ。
翔くんがいないと定例会議自体、なりたたないわけだし」


(*.゚ー゚)「まあ、そもそも翔さんしか愛でる会の仕事してませんしね」


会長「そういうのはいいのっっ。

と、とにかく いつも頑張ってる仕事熱心な翔くんに私たちみんなから プレゼントがあります!!


さあ!よろこべ!!
嬉しいだろう???」



(`・3・´)「はぁ。
よくわかりませんけど、どうもありがとうございます。」



会長「うむ。


ここにクジの箱があります。
ここに入っているくじを引いて、そのくじに書いてある項目を、なんと智くんが行ってくれる夢のようなくじです。」



(`・3・´)「ええっっ!!
そ、そんな夢のクジが……


い、いまなら 一体いくらで??」



会長「ちょっとー
プレゼントだって言ってるでしょ。
もう、そんなこと言ってるとお金取るよ。
1枚1万円で(笑)
10枚くらい買え。もう(笑)」



(`・3・´)「プレ、プレゼント。
本当にそんな、クジが…。」


会長「もう!!
疑い深いなぁ!!
そんなに疑うんなら、とにかく1回引いてご覧よ。
使う使わないは、翔くんの自由だから。」


(`・3・´)「えええーーー
でも、でも、でも、でも
ええーー」


会長「もう!全然話が進まないじゃない!
ほら。」


翔くんの手を無理やりクジの入ったボックスの中に突っ込む会長。


(`・3・´)「え?え?え?」


会長「ほら。
好きなの引いてー」


(`・3・´)「えっ?えっ?えーー」


会長「はい。
翔くんが引いたのは



きゃーー(*´艸`)キャ
なんと『にゃーにゃー券』!!」



(`・3・´)「[°□°]にゃ、にゃーにゃー券!!!」



会長「そう。
この券は智くんがニャンコになって一緒に遊んでくれるという、素晴らしい夢のような券で………って、翔くん??」


そう言いながら、先程からブルブルと震えている翔くんを見上げる会長。


会長「しょ、しょうくん?
(しまった!翔くんには刺激が強すぎたか)」


(`・3・´)「あ、あ、あ、あ」


会長「うん。」


(`・3・´)「にゃ、にゃ、にゃ、にゃ」


会長「うん!」


(`・3・´)「こ、これもらっていいんですよね!!」


会長「うん」


(`・3・´)「もらっていいんですよね。
今からこれ俺のですよね。
もう返せって言われたって返しません
くれるって言ったの会長ですもんね。
そうそう。
他のクジも1万で買えるんでしたよね。
はい。
これ10万。
税込でいいんですよね?
もちろん税別だって払いますけど。
これは僕が買った券だから、好きにしていいってことですよね。
ありがとうございます。
じゃあ早速ちょっと おいとまさせてもらって。
あ、俺と智くんは今日は公欠にしておいて下さい。
会長がくれたクジのためだから、いいですよね。
当然ですよね。
じゃあ、これ10枚引きましたからね。
それじゃあ
お疲れ様でした。
あ、明日の会議は通常通り行うんで遅刻しないようにお願いしますね。
明日は例の案件を片付けたいんで、この資料に目を通しておいて下さい。
では、俺はこの辺で。
さあ、智くんおいで」


会長「え?」


そう一方的にまくし立てて、クジの中身を確認することなく、急いで逃げるように会議室を後にする櫻井翔であった。



会長「え?




えーーーーーー!!!!!!!」














話は数日前に遡る。



会長「ねえ♡智くん。」


(*´・∀・`)「ん?」


会長「智くんが開こうとしている大野会に私も参加出来ないかなって♡」


(*.゚ー゚)「また あなたは! なんて厚かましいことを...」


(´・∀・`)「おおのかい?」


会長「智くんが後輩くんたちを集めて開催しようとしている.....って、智くん忘れてたでしょ?」


(´・∀・`)「わ、わすれてないもん」


会長「いいや、そもそも またテキトーに言っただけなんでしょ。

もう!!
そうやって智くんは毎回テキトーなこと言って、みんなを翻弄してぇ!!
後輩くんだって、ドギマギしてるんだよ。



可愛い顔すれば許されると思うなぁ!!!
( º言º)ほんとに、いつもぉ智くんはぁ!!」










(*.゚ー゚)「....会長。
そんな満面の笑みで、そんなこと言われても説得力ないですから。

ほんと、ある意味器用ですね。


しかも 大野さんを膝に抱えた状態で...」


呆れ顔のニノをしりめに
私は膝の上に猫の様にまるまる智くんの頭を優しく撫でる。



会長「猫のようにと言うか、にゃんこ なんだけど♡」


(*.゚ー゚)「....誰に言ってるんですか?」



会長「いいの。」



(*.゚ー゚)「とりあえず その異様な光景を前に、私は一体どこから 突っ込めばいいんですか!!」



会長「異様ってなんだよ。
完璧ペットのにゃんこと 可憐な飼い主じゃない!!」



(*.゚ー゚)「.......(冷めた目)」



会長「うっ、ごめんごめん。
謝るから そんな ゲスな物を見る冷たい眼差しで私を見ないでっっ。

一生かけて謝るから」



(*.゚ー゚)「(超冷たい目)」



会長「やめてやめて、私はまだ智くんみたいに究極のドMじゃないのぉっっ」



(´・∀・`)「むう。
おいらだって 『どえむ』 じゃないもん」



(*.゚ー゚)「(さらに 冷たい目)」



会長・(´*∀*`)「きゃっ」



(*.゚ー゚)「えーい!このドMどもめ」



会長・(*´・∀・`)「きゃーー」



(*.゚ー゚)「って、あなたたちの怪しいプレイに付き合ってる場合じゃないんですよ。」



会長「一番ノリノリなくせにぃ」
(´・∀・`)「ノリノリなくせにぃ」



(*.゚ー゚)「ノリノリなのは、大野さんでしょ。
なに大人しく会長に抱っこされてるんですか。
ネコミミまで付けて」



そう。
智くんの可愛いフワフワヘアーにはそれに似合う、可愛い猫ミミがセットされているのです♡



(´・∀・`)「だって おいら 猫だもん」



(*.゚ー゚)「はあ?」



(´・∀・`)「猫なんだもん」



(*.゚ー゚)「んっなっ!!

ばかか...猫を舐めるなぁーー!!



真の猫プレイというものは、そんなものじゃないんですよっっ!!


語尾に『にゃん』言葉が付いていない猫なんて、コントローラーのないゲーム機と同じですよ!!


そんなものに、意味などないんだぁーーー!!!」



会長「ど、どうしたのニノ。
何か猫プレイに思い入れでも...」



(*.゚ー゚)「いえ、単に会長の心の声を代弁してみました。」



会長「そ、そうですか。
ありがとうございます。
(ほ、ほんとに?ほんとにそれだけ??)」



(*.゚ー゚)「もう、ツッコミが追いつきませんよ。
なんです?これ?」



会長「これはあれですよ。
前回の愛でる会にて取り上げられた『智くんに言う事を聞かせられる券』で翔くんと遊んじゃおう企画!!

相葉ちゃん発案の『にゃんにゃん券』でとりあえず様子を見よう!!

ですよ。」



(*.゚ー゚)「ですよって....。」



会長「なにさ 今頃。
ニノだってノリノリで書いてたじゃない」



(*.゚ー゚)「書きましたけど、くじで引かせるためでしょ??


そもそも、翔さんだけに美味しい想いをさせるような券を会長が使わさせる気があるとは、私は思ってませんでしたよ。」



会長「あまい!!
甘いよニノ!!
智くんがハマっているドライフルーツより甘いよ!!
誰か智くんに食べすぎは本気で身体に良くないって教えてあげて!!」



(*.゚ー゚)「自分で教えればいいでしょうよ」



会長「なにさ。
元々数年前からニノがハマっていたんでしょ。
翔くんがお土産で買ってきたのも、ニノがハマってたからでしょー。
心配だからラジオに投稿してよぉ。」



(*.゚ー゚)「......ほんと、何からツッコめば..」



会長「あまい からツッコンでよ。
ミニセグウェイだって、発火の危険があるってリコールされてるらしいよ。
ほら、智くんに教えてきてよ!!」



(*.゚ー゚)「ツッコミ待ちなんですか。
はあ。
翔さんいないと 1人で会長の相手は大変ですね。」



会長「どういう意味だよ。
(*`н´*)

とにかく!!
甘いんだよニノは。
いきなり『くじ』なんて、妙なもの始めても翔くんは警戒するに決まってる。

だから まずは、甘い誘惑をチラつかせ翔くんを『くじ』に油断させる必要がある。
この券はこんなに素晴らしいものだってね。

そのための『にゃんにゃん券』です!!」



(*.゚ー゚)「はあ
(妙だって自覚はあるんですね)」



会長「にゃんにゃん智くんと戯れられる。
素晴らしい券。
これで翔くんもイチコロさ」



(*.゚ー゚)「イチコロはわかりましたけど、いいんですか?
翔さんひとりに美味しいおもいをさせて...」



会長「おーほほほ。
だから あなたは 甘いと言っているのですよ。
二宮さん!!!」



(*.゚ー゚)「はぁ」



会長「さっき あなたも おっしゃっていたでしょう。」



(*.゚ー゚)「はぁ」



会長「カンタンに猫になれと言われても、智くんだって よくわからない。
だからこうやって、智くんに 『にゃんこちゃんの極意』を教えてるんじゃないか!!」



(*.゚ー゚)「はぁ」



会長「智くんに『にゃんにゃん』言わせる。
結局このクジの真の勝者は私だ!!!

オーホホホ」



(*.゚ー゚)「はぁ」



会長「ちょっと!!
ツッコミを諦めないで頂戴」



(*.゚ー゚)「もう 疲れたんですけど」



会長「まだ 何も始まってないわ!!」



(*.゚ー゚)「その心の叫びを大野さんの前で普通に言えてしまう会長を尊敬しますよ。」



会長「いやぁー
そんなぁ♡」



(*.゚ー゚)「褒めてないんですよ。

はぁ。
つまり、会長は大野さんに猫プレイを伝授中なんですね。

にしても、よく大野さんが素直に従ってますね。


そんなの普通に嫌がりそうですけど。」



会長「んふふ。
智くんも欲しいものがあるんだもんねぇ♡」



(´・∀・`)「ん」



(*.゚ー゚)「......また物で釣ったんですか?
(前回の報酬の人魚さんも まだ支払われてないんですけど、よく引き受けましたね)」



会長「また 人聞きの悪いことを。
智くんオールブルーに行きたいんだもんねぇ♡」


(´・∀・`)「ねぇ♡」



(*.゚ー゚)「オールブルー?ONE PIECEの?」



会長「そうそう。
世界中のお魚さんが集まる海。
釣り人さんの夢の夢の海♡」



(*.゚ー゚)「やっぱり、物で釣ってるじゃないですか。」



会長「いいの。
みんなが幸せになれるこの計画。
一体なんの不満があるのさ」




(*.゚ー゚)「まあ いいですけど。」



会長「智くん。
ちゃんと役だと割り切れば メンバーの前で演じることも恥ずかしがらないし。

まあ、さっきの拘りを見る限り
私よりニノがレクチャーした方がいい気もするけど(笑)」



(*.゚ー゚)「どこまで本格的にするかですよね。
猫の動作とかは、大野さん観察して似せることが上手いので、問題ないですけど。」



会長「(否定はしないのね。
やっぱ拘りあるよね。
ひょっとして、智くんのニャンコ 一番楽しみにしてたのってニノなんじゃ……...。)」



(*.゚ー゚)「さとし、『にゃー』って言ってごらんなさい」



(*´・∀・`)「にゃ?」



会長「くっ(鼻を抑える会長)」



(*.゚ー゚)「はい!そこ!!
そこは堪える。

そこで鼻血を吹いてちゃ話が進まないですから」



会長「うん(鼻にティッシュを詰め詰め)」



(*.゚ー゚)「....ほんとに、女を捨ててますね。」



会長「乙女だから 鼻血吹くんだもん」



(*.゚ー゚)「どんな乙女ですか!それは。


大野さん、口を開くとセクシーさが薄れるので、翔さんの前では猫語しか話さないようにしましょうか」



会長「セクシーさが薄れる!!!


な、何を言ってるのさ。
こんなセクシーダイナマイトな人を捕まえて」



(*.゚ー゚)「さとし、語尾に『にゃん』を付けて喋ってみて」



(´・∀・`)「なにを?」



(*.゚ー゚)「何でもいいから」



(´・∀・`)「大野智だ.....にゃん。
釣りに い、いきたいんだ.....にゃ、にゃん」



(*.゚ー゚)「ほら」



会長「くわっ(〃*`Д´)
可愛いじゃないか!!
萌の塊じゃないかぁ!!!」



(*.゚ー゚)「可愛いですけど、色っぽくはないでしょ。

さとし、『にゃんにゃん券』が使われたら翔さんの前では猫言葉以外禁止ですよ」



会長「『にゃん』で会話しろと?
そんなの無理じゃない?」



(*.゚ー゚)「ちょっと、やってみましょう。
会長、何でもいいので大野さんに何か話し掛けて下さい」



会長「なにを?
なにかって.....。



はっ!!Σ(*゚◇゚*)

さ、智くん。
大野会で智くんが寝ちゃったら、一体誰が智くんをお姫様抱っこで運のさ!!」



(´・∀・`)「にゃ、にゃん?」



会長「いつもの通りシゲ!?!?

でも最近のダークホースのぞ兄も侮れない!!」



(*.゚ー゚)「なんですか それ」



会長「なんですかじゃないんだよ!!!
これは一大事だぞ。
返答次第では血の雨が降るんだぞ!!」



(*.゚ー゚)「はあ。
じゃあ私が運びますよ」



会長「ちゃっかり 自分を参加させてるしね。

でもニノには抱っこ出来ないとおもう。(真顔で)」



(*.゚ー゚)「くっ。
だったら相葉さんに頼みますよ。」



会長「なにげに相葉ちゃんまで 参加させてるし(笑)」



(*.゚ー゚)「大野会は野球大会と似ていると、もっぱらの噂ですからね。
相葉さんがいたって おかしくないでしょ。」



会長「なにその理屈?(笑)

智くん 君は一体誰を選ぶの???」



(*´・∀・`)「にゃにゃあ??」



会長「わからない!それじゃあ、わからないよ智くん!
無難なところで丸にしといてよ。
それが一番平和な気がするんだよ。私は。」



(*´・∀・`)「に....にゃーにゃーにゃん」



会長「わかんねぇーー!!!!」



はぁはぁはぁはぁ



((((*´・∀・`)ぷるぷるぷる



(*.゚ー゚)「会長!大野さんが怯えていますから。
ほらおいで、さとし。

ほら、いいこだから。
もう怖くないからね♡」


なでなで



会長「やっぱり、ぜってー一番楽しんでるだろ」


(*.゚ー゚)「会長 どんどん口が悪くなってますよ。
一応女の子なんだから。
大野さんに嫌われてもいいんですか??」



会長「もう いいんだもん。
その時は智くんを攫って拉致監禁して洗脳するんだもん」



(*.゚ー゚)「なんでもないことみたいに、恐ろしい事を言わないで下さい」


会長「とにかく、翔くんが『にゃーにゃー券』を使ったら智くんは猫後以外禁止ね。」


(*.゚ー゚)「どうやって翔さんに券を引かせるんですか?」


会長「それはこれ。
石神さん伝授の仕掛けボックス。
最初の1枚をこれを使って引かせて。
にゃーにゃー券で翔くんを油断させる。

可愛い智くんも見れるし、きっと面白い翔くんも見れるし。

その後、他の券で翔くんで遊ぼう。
翔くんが恥ずかしがって券を使わなかったら、私たちが使って 翔くんを悔しがらせればいいし。
私たちの前ってこともあって、翔くん絶対面白いから(笑)

あー楽しみ。
だから変なクジ いっぱい作っとこうね♡」













そして今

(*.゚ー゚)「どーするんですかっっ!!!」


会長「お、落ち着きなよ。
思わぬ翔くんの反撃ではあるけど、そもそも私から逃げる事なんて出来ないんだし。
居場所も筒抜け、覗きもし放題。

なんの問題もないよ(笑)」



(*.゚ー゚)「あぁ。
それで止めもせずに見逃したんですね。
私はてっきり会長は放心状態なのかと。

こんな顔してましたもん
(   ˙ㅿ˙   ) 」



会長「失礼な。
まあ、ビックリはしたけど、翔くんがあんな行動.......って




なにぃーーーー!!!!!」



(*.゚ー゚)「な、なんですかっっ」



会長「シャットアウトしてきただと!!
奴はATフィールド使いか!!

なんてことだ。」



(*.゚ー゚)「ちょっ、何なんですか??」


会長「私の干渉を拒否してきた。
そんなことが出来るなんて………。
さすが櫻井翔。
智くんの匂いを嗅ぎ分けられる特殊能力を持つ男。

………私は少し 彼を侮っていたようだ。」


(*.゚ー゚)「侮っていたようだ!!(キリッ)
じゃないんですよ。
どーするんですかっっ。
大野さんに何かあったら。」


会長「何かって何するんだよ。
ま、本気を出せば私が勝つだろうけど、そもそも翔くんが智くんの嫌がることが出来るとも思えないし。
せいぜい独り占めしたいだけなんじゃない?

私達も『にゃーにゃー智』を堪能したんだし。
次は翔くんの番でいいんじゃない?」


(*.゚ー゚)「そんな のんきな。」


会長「そもそも翔くんだもん。
きっと今頃
智くんのにゃーにゃー言葉にメロメロになって、顔面土砂崩れ状態で名前を繰り返しているだけなんじゃないかとは思わないかい?(笑)」


(*.゚ー゚)「まあ、翔さんですもんね」


会長「そうそう目に見えるようだよ(笑)」






一方その頃
お山のふたりは



(`・3・´)「さ、智くん!」

(´・∀・`)「にゃ」

(`^3^´)

(`・3・´)「さ、智くん!!」

(´・∀・`)「にゃ!」

(`^3^´)

(`・3・´)「さ、さ、智くん!!!」

(´・∀・`)「にゃ!!」

(`^3^´) デレデレ









会議室


会長「そもそも翔くんが他のクジを使うとも思えないし。
だってヘタレだもん!!」



(*.゚ー゚)「そもそも他に何の券を入れたんですか?」


会長「覚えてない」


(*.゚ー゚)「はあ?会長が入れたんでしょ」


会長「全部1から確認なんてしてないもん。
ちょっとは目を通したけど。
だって書いたの私だけじゃないし。
みんなで書いたんじゃん」


(*.゚ー゚)「でもチェックくらいするでしょ。
変なのあったらどうするんですか?」


会長「変なのって..。
だってうちらで書いたんだよ。
智くんに危険な内容なんて書かないでしょ。

翔くんだけに おいしい思いをさせるような内容のものだって 書かないし」



(*.゚ー゚)「私たちはそうでしょうけど、大野さんと相葉さんは、そこまで考えてないと思いますけど。

残ったくじから推測できないんですか?」


会長「.....」


(*.゚ー゚)「会長が書いた くじ だけでも 何がなくなってるのか わかりますよね?」


会長「.....」


(*.゚ー゚)「会長!!」


会長「『肩たたき券』と『智くんに何でも言う事をきかせられる券』はなくなっているような気がするけど...」


(*.゚ー゚)「その 無難なのか 攻めてるのかわからないラインナップはなんなんですか?」


会長「だって こういうのの 基本は 『肩たたき券』とか『お手伝い券』とかじゃん。
基本はおさえときたいじゃん」


(*.゚ー゚)「『言う事をきかせられる券』って

いいんですか?
翔さんに そんなおいしい内容の券を?」


会長「だって、ヘタレな翔くんならたいしたこと言わないってニノも言ってたじゃん。

こういうの引いた時の翔くんの様子を観察するのが目的だったんだもん。


って、そういうニノは何入れたのさ??」



(*.゚ー゚)「私は智にドSな発言で罵られる!とかですね」


会長「なんだそれ!」


(*.゚ー゚)「他には智が子守唄を歌ってくれる券や」


会長「いいねそれ」


(*.゚ー゚)「智が添い寝をしてくれる券や」


会長「それもいい。」


(*.゚ー゚)「智とRPGの世界に入れる券と、智とドラゴンボールの世界に入れる券と」


会長「おーい。」


(*.゚ー゚)「私はかめはめ波を撃ちたいんです!!」


会長「そ、そうなの。
わかったよ。
じゃあ次は冒険ファンタジー物で。




って違うわ。

今言った券全部ないし
っていうか、明らかに翔くん10枚以上持っていってない?」


(*.゚ー゚)「翔さん、鷲掴みで逃げるように去って行きましたからね。
翔さんの性格的に不正をするとも思えないし、本気で急いでいて気づいていないんでしょうね。」


会長「まあ、いいか。
翔くんだもんね。
例えどんな券が入っていようと、使えないよ(笑)

使えてせいぜいマッサージ券とかくらいだよ(笑)」


(*.゚ー゚)「まあ、そうですね(笑)
翔さんですもんね。」


会長「あっはははは。

そもそも智くん猫語だし、言葉も通じないし(笑)」


(*.゚ー゚)「そうでしたね(笑)」


会長「それに、この券はただの皆で書いた遊びのクジであって、本物の『智くんに言う事を聞かせられる券』みたいな強制力は全くないし、智くんが嫌がればそれでおしまい。」


(*.゚ー゚)「きっと 名前呼んで
肩なんか叩いてもらって1日終わりそうですね(笑)」


会長「ね。
あっはははは」


(*.゚ー゚)「はははは」












彼らは知らなかったのだ。









(`・3・´)「さ、智くん。
この『マッサージ券』なんだけど。
これはあれだよね。
マッサージする券なんだから、別に俺が智くんにマッサージしてもいいってことだよね??」


(*´・∀・`)「にゃ?」


(`・3・´)「だって、どっがするとか書いてないし」


(*´・∀・`)「にゃ」


(`・3・´)「うん。
智くんが、マッサージ苦手なのは知ってるけど、だからいい.....って。
いや、違くて。
書いてあることが叶うクジなんでしょ?」


(´・∀・`)「にゃー」



(`^3^´)「だよね。
よかった。


それからこれ。

この『当たり』

って。

こ、これはつまり
『当たり』って事でいいんだよね?」


(´・∀・`)「にゃん?」


(`・3・´)「だって
他の素晴らしい券の中の『当たり』だよ。
当然他より すごいってことだよね??
きっと なんでもありの すごい券だよね?」


(*´・∀・`)「にょ?」


(`・3・´)「だよね。
じゃあ、これは大事に持っておくね。
え?だってこのクジ別に期限なんてないでしょ?
どこにも書いてないし、会長も言ってなかったし」


(´・∀・`)「にゃん。」


(`^3^´)「だよね。
この券をこれから櫻井家の家宝にするよ。
そ、それから この券なんだけど。」










彼らは知らなかったのだ。

ツッコミの存在しない空間の

その恐ろしさを......。





そして『当たり』券を書いたのは


もちろん



(*‘◇‘*) 「あひゃひゃひゃひゃひゃ」




(笑)










【作者の心の声】
さっき読み返してみたら(夜中に勢いで書いてるから)
にゃーにゃー券が
にゃんにゃん券になってる……
にゃんにゃん券だと意味が変わってくる(笑)

まあ、いいか(笑)

直すのもめんどくさいし(笑)

しょせん勢いだ!(笑)
愛でる会は(笑)




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