会長「 うぅ.....
ぐすん。ぐすん。」



(`・3・´)「会長」



会長「うぅ...智くん...。」



(`・3・´)「会長!」



会長「ざどじぐん...。」



(`・3・´)「会長ってば!!」



会長「智くん...智くん....智くん....智くん....」



(`・3・´)「もうかいちょーってばっっ。
この始まり方、久しぶり過ぎて懐かしいくらいですよ」



会長「智くんがぁぁぁ」



(*.゚ー゚)「もう、いい加減定例会議始めてくださいよ。
私だって暇じゃないんですよ。」



会長「定例会議なんて始められるわけないじゃないか。
おかしいよ皆。
この状態を不思議に思わないの?」



(*.゚ー゚)「思ってますよ。
泣きながら大野さん人形を大量生産するの、やめて下さい。」



会長「違うよ。
そっちじゃなくて、この現実がだよ」



そう言って私は智くん人形を抱きしめる。
腕の中の智くんは、ただ笑っているだけ。



会長「智くん(涙)
智くん(涙)
智くん(涙)


痛!

智くん(涙)
智くん(涙)


痛っっ!!」



(*.゚ー゚)「ほら、泣きながら針仕事なんかしてるから、さっきからケガしまくりじゃないですか。
とにかく、会議室が異常な空間になってますから、人形制作はやめて下さい」



そう言ってニノは会議室を見渡した。
そこら中に、智くん人形や智くんヌイグルミが乱雑する異常な会議室を。


壁には智くんポスターがかけられ、大きなモニターには厳選した智くん映像が映し出されている。




会長「だってぇ(இдஇ; )
おかしいじゃないか。

おかしいじゃないか、こんなの。



副会長!!

愛でる会とはどんな会なのか言ってごらんなさい(涙)」



(`・З・´)「はぁ。
愛でる会とは、智くんを愛し、智くんを幸せにするべく活動する最終的に世界平和を目指した団体です!!」



会長「うむ。その通り」



(*.゚ー゚)「....世界平和が目的なんですか?」



会長「世界平和だよ。
だって智くんが笑っていれば、それだけでみんな平和になるじゃないか。
世界は平和になるじゃないか」



(*.゚ー゚)「はぁ。」







会長「それなのに、その愛でる会に智くんがいないって、どういうことぉ!!!」





(*.゚ー゚)「仕方ないじゃないですか。
大野さん今休暇中なんですから」



会長「愛でる会なのに、愛でるべき智くんがいないなんて。
うぅ。智くん。
智くん。
智くん。
うぅ。

痛っっ!!」



(*.゚ー゚)「だから、やめて下さいって。

俺は前回の終りの流れを丸っきりカットしてる会長に驚いてますよ。
相葉さんとの女子会はいいんですか?」



会長「....知らないよ相葉ちゃんなんか。
相葉ちゃんなんか、裏切り者じゃんかぁ」



(*.゚ー゚)「相葉さんは悪くないでしょ」



会長「ニノはまた相葉ちゃんを庇ってぇぇ。

そんなに相葉ちゃんがいいなら、相葉ちゃん家の子になればいいじゃんか
(இдஇ; )」



(*.゚ー゚)「....ほんと、意味不明ですね。
相葉さん別に悪くないでしょ。


全部会長が悪いんじゃないですか」




会長「うぅ。
だって
だって(涙)」



(*.゚ー゚)「仕方ないでしょ。
会長の大野さんに対する拉致監禁がバレて
大野さんお暇を頂戴しますって逃亡しちゃったんだから」





会長「うぅ(涙)
ニノだって悪いんじゃん(涙)

誰にも言わないって言ったのに。
約束したのに(涙)」




(*.゚ー゚)「責任転換しないで下さい。

私は翔さんには言わないであげるって言っただけでしょ。」




会長「だって だって(涙)」



(*.゚ー゚)「相葉さんとの女子会
楽しみにしてた方もいたんじゃないですか?」



会長「だって
だって(涙)

相葉ちゃんが
『えーおーちゃんかわいそうぉ』とか騒いだから、智くん実家に帰っちゃったんだぞ(涙)」



(*.゚ー゚)「実家に帰ったわけでは、ないですけどね」



(`・3・´)「でもそんな勢いでしたけどね。
実家に帰らさせて頂きます!!的な」



会長「それに、女子会はすでに本人達によって再現されてるじゃないか。
アレ以上の萌えはないものぉぉ(涙)」



(*.゚ー゚)「とにかく、そんなに大野さんを呼び戻したかったら
会長お得意の魔法を使って、海を大荒れにでもさせれば戻ってくるでしょ。
どうせ大野さん海に出てるんでしょうから」



会長「うぅ。
だってせっかく楽しんでるのに、かわいそうじゃん」



(*.゚ー゚)「だったら諦めて大野さんが戻ってくるのを待つしかないでしょ。
大野さんが帰ってきたくなるような、興味を引く会議でもすればいいんですよ。」



(`・3・´)「じゃあ俺お茶入れますね」



会長「翔くんが入れるの?
大丈夫なの?」



(`・3・´)「失礼な。
俺の得意料理は麦茶ですよ!!


....智くんが沖縄から送ってくれたお菓子があるんですよ。

あれ?あっちの部屋かなぁ。
ちょっと探してきますね。」



(*.゚ー゚)「....大野さん沖縄から何送ってきたんでしたっけ?」



会長「かっぱえびせん」



(*.゚ー゚)「.....沖縄限定の?」



会長「ううん。普通のかっぱえびせん」



(*.゚ー゚)「.........」



会長「智くんが帰ってきたくなるような、会議の話題.....。
全然思いつかないよぉ(இдஇ; )
だって智くんがいないんだよぉ」



(*.゚ー゚)「会長が楽しいと思うことをしてればいいんじゃないですか?
皆が楽しんでれば大野さんだって参加したくなりますよ。」






会長「私が楽しいと思うこと......。

よし!じゃあ翔くんで遊ぼう!!」



(*.゚ー゚)「(笑)」



会長「例の智くんに言う事をきかせられる券を翔くんに売りつけて反応を見るとか」



(*.゚ー゚)「いや、普通に大野さん怒るでしょ。

でも楽しそうですね。
あの券の素晴らしいところは、大野さんが素直に従うのか、嫌がりながら従うか設定出来る所ですね。」



会長「....すでに使ってるのね。
ニノは....。
私の知らないところで。」



(*.゚ー゚)「なんで会長に宣言して使わないといけないんですか」



会長「えーだって見たい。

じゃなくて。

後は、翔くんにミッションを与えて様子を見るとか」



(*.゚ー゚)「ミッション?」



会長「そう。
例えば今日中に智くんの顔を撫で回さないと、ミッション失敗とか。


ニノがそんなミッションを与えられたらどうする?」



(*.゚ー゚)「私なら出会い頭に、顔面を鷲掴みにしますね」



会長「鷲掴み...。
やめてっやめてっ。


ニノなら即クリアだけど、翔くんは悩むでしょ。
そんな翔くんの様子を観察するとか」




(*.゚ー゚)「それは楽しそうですね。

でも残念ながら肝心の大野さんがいないですからね。」




会長「あ、そうか。」



(*.゚ー゚)「結局大野さんがいないと、何も出来ませんね
まぁ大野さんを愛でる会ですからね。





会長。
みんなで大野さんの所に謝りに行きましょう」




会長「一緒に謝ってくれるの?(涙)」



(*.゚ー゚)「大野さん戻ってきてくれないと、私も暇ですからね。


とりあえずこの会議室を何とかしましょう。
大野さん戻ってきてもこの部屋を見たら、100%引きますから」










会長「!!!!!

そ、そんな。

じゃあ、この智くん人形はどうなるの??」



(*.゚ー゚)「どうなるのもなにも、会議室をこのままにしておけないでしょ」



会長「だって、この子達は私が智くんへの想いを込めて造った子達で。
ほらこの子なんて、若智くんをモチーフにしてて

この子は怪物くんで
この子は」



(*.゚ー゚)「捨てろとは言ってないでしょ。
会長の部屋に置けばいいじゃないですか」




会長「だってだって
こんなに落ち着く会議室になったのにぃぃ(涙)」



(*.゚ー゚)「....まぁいいですけど。
大野さんからしたら、どんな羞恥プレイですか。
こんな自分に囲まれた部屋で....。


まぁそんな大野さんも可愛いですけど。」




会長「そうだよね。
可愛いよね。
だったらいいよね。
このままでもっっっ」




(*.゚ー゚)「....いいですけど、大野さんまた怒って出てっちゃうんじゃ」



会長「なんで怒るのっっ!!
こんなに癒される空間なのに。

きっと智くんだって癒されるよ。
だってこんなに可愛いんだよ!!」




(*.゚ー゚)「........」





(`・3・´)「お待たせしました。

智くんのかっぱえびせ.....」



会長「あ、翔くんありがとう。
あのね。
これから、皆で智くんの所に行くことになったから.....。



って.......どうしたの?翔くん?」



笑顔でかっぱえびせんを持ってきた翔くんだったが
モニターに映る智くんを見ながら
笑顔のまま固まっている。



会長「.....翔くん?」



(`・3・´)「こ、これは何ですか?」



会長「.....????
智くんの厳選映像ですけど??」



(`・3・´)「いや、だって。
え?
これ。
え?」


画面には智くんのリハの様子
楽屋での様子が映し出されている。



(`・3・´)「だってこれ?
え?」



混乱している様子の翔くん。



(`・3・´)「これ発売されてます?
え?だってこれ?」



モニターには智くんが眠っている様子がアップで映し出されている。



会長「発売されてるわけないじゃない。」



(`・3・´)「な、なんでこれ?
ええーーー!!!」



会長「何でって。
この翔くんの秘蔵VTRのこと?」





(`・3・´)「!!!!!!!!」



会長「そんな動揺しなくても、翔くんが秘蔵VTRを入手していることは、ファンはみんな知ってるから大丈夫だよ。
自分で暴露してたじゃない」



(`・3・´)「!!!!!!!!!!
ど、どこでこれを」



会長「私には優秀なブレーンが付いているのだよ。」



(.゚ー゚)( ̄ー ̄)ニヤッ



会長「だって翔くんだけ、ずるいじゃない。




そんなことより、皆で智くんを迎えに行こう!!」



(`・3・´)「と、とりあえずVTRは止めて下さい」



会長「何言ってるの。
智くんを迎えに行くのが先でしょ」



(`・3・´)「ちょ。
ダメ。
いや



めてーーーーーーーーーーーーー」





(笑)




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