手術室へ行く20分ほど前になり声がかかりました。
いよいよ帝王切開。
病棟から手術室へ移動の際はスタッフさんたちが見送りに来てくれて感動。
そして移動しながらようやく実感が出てきて、2人がお腹からいなくなることに寂しさを感じました。
胎動を感じられるのもこれが最後。
会えるよりさみしいなって。
手術室についてからはドキドキ。
さすが大学病院、手術室がいくつも分かれてて興味津々にながめているうちに私の入る部屋へ。
麻酔科の先生や手術スタッフから挨拶を受け、あとは手術怖くて詳しく流れを聞いていなかったので促されるまま。
背中に麻酔してスタートくらいの知識で事前準備が大変だとは思いましてなかった…
硬膜外麻酔というものからスタート。
痛いし管入れるときの感触がしんどくて。
しかも背中を丸める姿勢を手伝ってもらうのだけど、首の曲げ具合か久々に偏頭痛のような頭痛に襲われる…
頭痛がひどくてそれどころじゃないうちに脊椎麻酔も入りそれも痛いけどとにかく頭痛がひどくてこの時点で帝王切開無理!って思ってました。
きっと2度としないけど、絶対しないってなってた。
そこからは頭痛に気を取られてる間に着々と準備は進み、担当の先生の挨拶があってからスタート。
半分朦朧としててあんまり覚えてないけど、お腹をボコボコ触られているうちに1人目誕生。
お腹が軽くなってその瞬間に、
産まれたんだ
ってなんだか涙が出てきました。
少し呼吸をおいて赤ちゃんの鳴き声が聞こえ安心。
そうしてる間に、またお腹をボコボコと感触を受け、2人目誕生。
すぐに鳴き声が聞こえ安心。
赤ちゃん元気そうだ、体をきれいにしたらこっちにくるとそばについてくれてるスタッフに教えてもらい、あとは朦朧とした中待ってました。
が、2番目の心拍が見えない
と聞こえ、そこからスタッフのバタつきが。
ドラマでしか聞いたことのないコードブルーという呼び出しもかかりたくさんの人が出入りしているのが視界の隅に見えました。
どうなっているのか見えず、動いていくことさえ出来ず、とにかく心配でそちらの方を向いていて涙も止まらず。
上の子に会いたいばかりに早く産みたいだのなんだの言ってたのが悪かったんだ等、ここにきて強く後悔。
とても長い時間に感じたけどどうだったんだろう…
スタッフから専門の先生がちゃんとみてくれてる、大丈夫だと声をかけてもらい、その後落ち着いたことを知りました。
急に外に出てきて多呼吸になりチアノーゼが出ていたようだけど落ち着き、2人とも順に顔を見せにきてくれました。
どちらもすごく小さく感じて、やっぱり2000gなかったかな?と思ったけど、あとで聞いたら2人とも2200gは超え、2g差のうまれでした。
先に2人は病棟に送られ、私は処置。
気が気じゃなかったから手術はあっという間に感じ、無事に終えることができました。
出血も羊水と合わせて1000mlで少量だったよう。
病室に戻ってからの記憶はほとんど曖昧。
モニターなどつけてもらったり、定期的に身体管理を受け一晩過ごしました。
ぼんやりしてて何がひどいとかもなく、静かに時が過ぎるのを待つ感じ。
夫には術後すぐに連絡できたくらい。
当日病院に来れずどうなってるか気にしてた。
病院からの連絡より私の方が早かったようで、私の曖昧な説明に若干不安もあったようだけど、その後先生から連絡も受け安堵していました。
双子は2人とも長期のリトドリン投与の影響もあってか低血糖でGCUへ。
そのため術後は会えず、様子が気になって絶対翌日立ち上がりを頑張って会いに行くんだと意気込みをもって過ごしました。
近くにいないからまだ本当に双子が生まれたという実感が乏しかったものの、軽くなり胎動を感じないお腹に不思議な感じでした。
いろいろあったけど、無事に生まれてきてくれてありがとう。
これからよろしくね。