先日、息子の幼稚園の教頭先生と面談し、今の息子について沢山お話を伺うことができた。
4月に年少に入園し、5月に担任の先生との保護者面談はあったけど、今回は教頭先生が独自に開催してくれた、希望者のみの気軽な雑談会みたいなもの。
小さな幼稚園だからこそ、園長と教頭先生が子供達一人一人をよく分かっていて、本当にありがたい。
グレーゾーンって言葉は、微妙、みたいに便利すぎる言葉で、専門家の診断でもないなら使わないようにしてるのだけど、やはり実際には、ADHDや発達障害?まさに、グレーゾーンというやつではないか…?と思うことも多々あり。
でも、親や先生など、信頼してる大人に対しては自分の気持ちをかなり話せるようになってるし、
友達に対しても日本語でちゃんと、かーしーて、とか、これは◯◯に使わせて、とか、一緒に◯◯したい、とかを、怒って泣く前に言えるようになってきてる。
今ハマってる虫の知識、語彙もすごい増えた。
クラスに1人、息子にとっては初ではないかというほどに仲良しの、お互いが好きあってるような男の子のお友達も出来た。
ただ、その子だけめちゃくちゃ贔屓して(笑)他の子に対しては息子の願望が通らなかった時、こっちが譲ったのに向こうは譲らなかった時などの怒り方が激しく、大声で泣き、押さえないと叩く蹴る突き飛ばすなどすぐ暴力が出てしまう。
しかもしつこい!
キリスト教系の幼稚園で礼拝の時間があるのだけど、まぁ、ふざけて叫んで走ってるだろうな…
レゴやったり本読んだり、外では虫とったり砂場に深い穴掘ったりはひたすら集中して黙々とやるけど、みんなで遊ぶ系はいつもやっていなさそうなイメージ。
親からはそんな風に見えていた息子、実際の所はどんなものか聞いてみた。
今もまだ自己主張がとても強く、ちょっとした事でもやる理由を納得してない事はやらない、ふざける、座らなきゃいけない時間にわざと走り回ったり叫んだり、が目立つようだ。
でも教頭先生が、
◯◯君はものすごい賢くて、将来に心配は無い。
知識欲、好奇心がすごい強くて、目的を分かってないのになんとなく指示に従う、行動するって事を絶対にしないから、保育者としてはとても難易度が高いけど、その都度彼の腑に落ちるようにあれこれ説明して、理解させている。
頭が良いけど3歳児だから語彙力が不足していて、それで本人がコミュニケーション出来ずもどかしく苦しんでいるのを分かっている。
年長、年中クラスの子達と遊ぶのを好んでいて、先輩達が良い見本になる事を期待してる。
最初は他の子よりスムーズではない事が多いけど、彼のペースで色んな社会のルール、つまらないけどやらないといけない事、は少しずつ出来るようになっている。
一旦腑に落ちた事は問題なく出来るようになるし、他の子とも仲良くしたがってるから、大丈夫。
どうやって彼のような3歳児に、いわゆるフツーの事を説明して理解させるかが毎回難しいけど、あ、この言い方だと納得するんだ!とか、面白いですよ。
彼の良いところを伸ばしながら、社会の中で心地よく生きていけるように3年間頑張りましょう、というような話だった。
私としては、かなり手のかかる息子が先生達の負担になっていたり、問題児としてマークされていないか心配だったのだけど(いや、実際問題児ではありそうだが)、
教頭先生が息子を本当によく見ていて理解してくれてるのに感動した。
来月は、区役所で臨床心理士さんとの息子の発達確認の面談がある。(3歳児健診に無料でついてたカウンセリング)
こうして相談できる保育のプロが身近にいる事は、本当に幸運だと思う。
毎日、えっ!すごって思う事と、
あー疲れた、どうして分かってくれないかな…
と思う事の繰り返しだけど、
息子のおかげで人生が豊かになっている事は間違いない。
教頭先生の言葉を信じて、常に周りに相談しながら楽しく育児を続けようと思う
幼稚園のイベントで、仲良しのお友達と手繋ぎで観劇する息子