バランスが抜群の親子連弾の方が
いらっしゃいました。
保護者の方の許可を得て掲載しております。
連弾は大人でもどうしても本番緊張する
こともあり、自分が弾くのが精一杯に
なってしまうのが普通です。
ところがホールの端でしたが
聞いていて
とてもお二人のバランスが
良いことに気付きました。
N君は、幼児さんの頃から
合同練習会で応援させていただいています
もう、3年生。
この夏のコンクールの
ソロ4曲、連弾2曲そして、発表会の
読譜やリズムの難しい
湯山昭さんの曲と
沢山抱えて、はじめのうちは
大変だったでしょう、
やっていくうちにだんだんとこなれて
ソロも連弾も予選通過と
立派に成長されました。
N君の努力とともに
お母様の姿勢も素晴らしかったです。
お母様の姿勢を後ろから応援し
続けてくださったお父様も素晴らしいです。
N君のために先生から提示された
すべてのチャンスを与え
また、ご自身でも最後の最後まで
諦めずホールやサロンを探され
練習の場を設けて下さっていました。
教室での響きとホールでの
響きは全く違うからです。
臨時レッスンはもちろん
プロの演奏家のレッスンも
2回受けられました。
費用や時間もかかる中
大変なことだと本当に思います。
ですが、発表会後、
お母様とお話ししておっしゃっていたことには
「色々なことをしていくうちに
私自身もとても勉強になりました」
という内容で
と私も思わず納得してしまいました。
お子さんが学んでいることで
お母様ご自身も学ばれ
それがいつの間にか身について
連弾をされた時にバランスを
聴く耳が育たれ、素晴らしい
演奏になったこと。
例え弾くことができなくても
音楽の奥深さに触れご自身の
「学び」に繋がっていく。
そうだったのですね。
「知らなかったことを知る
ことができる」
何歳になっても
人間が成長するための
大切な栄養だと思います。
親子で経験なさり
親子で成長された
N君とお母様。
ご両親様が先生のことを信頼し
お子さんの未来への投資をされ
それがいつの間にか
お母様ご自身の実りになっていたことを
お友達の発表会を通して知り
保護者の方と教える側の
信頼関係の大切さも
改めて感じました。
N君が小学校のうちの大切な
残り3年半を
ピアノとどう向き合っていってくれるのか
私も見守って行きたいと思います。
お子さんは、大人よりも
早く様々なことが身に付きますが
失うのも早いです。
N君が一生懸命築き上げた
身についた財産を失わずに
いつか沢山の宝物を持って
教室を旅立てる時が来るまで
長く続けてくださることを
陰ながら応援して行きたいと
思っています。
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