横浜市 妙蓮寺のピアノ教室
いそざき音楽教室へ
ご訪問ありがとうございます
母が入院しています。
レッスン以外は
ほとんど病院にいます。
レッスンも随分変更して
いただき、生徒のみなさんには
申し訳ありません。
ずっと病室にいるのも、
景色も空気も変わらないので
デイルームにベッドごと
移動してもらい
そこにあるピアノを
弾きました。
ピアノを自宅で聞いてもらう
機会を作らなかったような
気がします。
このところ体調の悪い母の
世話もあり練習不足で
ひどいものでしたが
母が好きな曲を
選びました。
母が好きな曲は
アメリカの作曲家
ガーシュインの作った
ボギーとベスから
サマータイム です。
キャスリーンバトルの歌声。
黒人霊歌のもつ
揺れと物哀しさ。
わたしも好きな曲です。
その他、メドレーで
知っているような曲を
弾きました。
気がつくと他の
患者さんやご家族の方も
聞いてくださっていて
もっと日頃
練習しておけばよかったと
思いましたが、後の祭り。
ピアノを聴いていると
母の顔色がとても良く
なってきていました。
聴いてくれて
いるんだなあと
思いました。
看護師さんも一緒に
聞いてくださいました。
演奏は、とても褒められた
ものではありませんでしたが、
悲しい気持ちを抱えた
ご家族の方も
ピアノの音にひかれて
聞いてくださったそうです。
初めて、
ピアノが弾けて
よかったと思いました。
教室の生徒さんも
ピアノをずっと
続けていたら、
いつか
どこかで、
誰かの冷えた心を少しだけ
溶かすことが
出来るかもしれません。
ブルグミュラーレベルの曲が
初見で弾けるように
なるまで
本当に続けてほしいなと
思いました。