横浜市   妙蓮寺のピアノ教室
いそざき音楽教室へ
ご訪問ありがとうございます。


来る29日日曜日に
久元祐子氏によるミニコンサートと
歴史的鍵盤楽器の試弾会が
行われます。


今回、開催にあたり
横須賀市の望月和先生に
大変お世話になり
色々ご親切にしていただき
背中を押してくださいました。


大変ありがとうございます。


今回  私の意向を汲んで
参加してくださる保護者の方や
生徒のみなさんへ
事前学習として
プリントをお配りし、また、
小学生以下へは、 何回かに分けて
説明しております。


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プリントを作成するにあたり
私自身も勉強になり
現代のピアノに至るまでに
長い歴史と人間の力が
あったことを知り
ピアノに対する思いが
新たになりました。

参考にした書籍


久元祐子氏の
「モーツアルトとヴァルターピアノ」


小倉喜久子氏の
「ピアノの歴史」


は、とてもカラフルで
わかりやすく
その中から抜粋し
保護者の皆様にも
わかりやすいように
まとめたつもりです。



参加する小学生には、

「クラヴィコードという名前だけでも
知っている小学生なんて
滅多に、いないはず!

聞きに行く前に一緒に
勉強して、頭の中に入れてから
本番で、聴いたら
きっと感動するね!」
と、話しました。
しかも、それを実際に、
自分の指で確かめることが
できるのです。


以前、試弾したときに、
クラヴィコードは、弦の振動が
直接そのまま指に
伝わってくるので、
これで毎日練習したら
現代のピアノもさぞかし
上達するだろうなあと
思いました。





何の予備知識もなく
漠然と聴きに行っても
興味もわかないので
大体のことを少しでも
頭に入れてから聴くと
良いと思います。



チェンバロから
クラヴィコード、
ピアノフォルテへと
変遷して行く中で

当時のドイツ人の職人たち
とその一族、
シュタイン、ヴァルター、
シュトライヒャーらの
製作にかける魂は、
とてつもないもので

そのドイツの製作者たちが
いなければ
現代のピアノも存在
しなかったのではないかと
思いました。

恐るべし!ドイツ魂!


ピアノフォルテのフレームは、
木でできているので、軽く
弦も細くハンマーも軽かった。

華奢な楽器から紡ぎ出される音は
減衰が速く
軽くて歯切れよく  大音量は
出せないが鍵盤上のニュアンスを
正確にまた、デリケートに伝える
ことができる。

乾いた透明感のある
軽やかな音や
繊細なニュアンスの出せるタッチは
紛れもなく
モーツアルトの音楽に
寄り添う響きである

(モーツアルトとヴァルターピアノより)



シュタインと、ヴァルターの
ピアノフォルテは、また、
響きが違うそうで
ソナチネを二台で
弾き比べる生徒もいます。


滅多に出来ない体験です。


その他

ショパンのプレイエル
リストのエラールでの
久元先生の演奏も
聴くことが出来ます。


エラールで
乙女の祈りを試弾する
生徒もいます。


当日が楽しみです。



試弾は満席ですが
久元祐子氏による
ミニコンサート聴講のみ
まだお席のご用意が
あります。


ご希望の方は
お問い合わせください。