~なぜ アコースティックピアノで練習すると上達するのか~


教室通信に載せた内容です。

見た目は同じ  電子ピアノと

アップライトピアノ(電気を

使わないで生の音が出るピアノ)。


なぜ、ピアノ教師はアップライトピアノを

勧めるのでしょうか。




何回かに分けてご説明

したいと思います。

 



電子ピアノは「きれい」

で均一な音しか出ない



 レッスンを始めるなら

ピアノをお勧めします。

音が出る仕組みが全く違うからです。



電子ピアノでは 

どのような弾き方をしても「きれい」

で均一な音が出てきます。


それで練習し、レッスンにきて 

指、手、腕、体の使い方や、

姿勢で音が変わることを

先生に指摘されても

生徒本人が困ります。



音の深みを出すなら

アコースティックピアノです。


平面的でなく立体的な音作りができます。豊かな響きのある音作りに欠かせない

大切な 弦、ハンマー、響板が

電子にはありません。



また、鍵盤も軽いので、

教室の鍵盤は重く感じます。


形は似ていますが 全くの別物です。


 ピアノは価値が残る


 ご両親の使われていたピアノ

を使っている生徒が教室では、

半数以上です。


実際、50年前のピアノ

(ある程度定期的にメンテナンスしていたもの)

で練習している生徒さんもいます。


そして、同業者ともよく話しますが 

中学を卒業しても続ける生徒は

ほとんどがピアノを使っています。(100%ではありませんが) 


アコースティックピアノは

高価なものですが 

長期的に考えてみると、

孫の代まで使うことも可能です。

それに対し 電子ピアノを

使っていらっしゃる方からは

10年くらい経つと何らかの

故障があり 部品がなく

修理ができないなどのお話も

伺います。(必ずしもでは

ありません)

電化製品ですから

捨てる時も粗大ゴミとなります。

 

続きはまた次回に。


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自宅近所の
数少ない農家さんの
のどかな風景です。