グレンツェンピアノコンクール、
予選、本選、地区大会と進み、
2人の生徒が優秀賞をいただきました。

全国大会へは、進めなかったものの
様々なコンクールがある中
こちらのコンクールは
一回目の予選から最後の
全国大会まで8ヶ月間近くの
長丁場なので
意欲を維持し続けるという意味でも
生徒本人はもちろん 
ご家族の支えも大変です。

皆で乗り越えてきたコンクールでした。

3回の予選を通して見てきて
その都度 反省を重ねながら改善し
演奏はもとより 前日からの精神面での
コントロール、当日のステージでの
マナー、終わってからの結果の
受け止め方、全てに

参加してよかったと
思える様子が伺えました。

子供はこんなにも成長していく
事ができるものなんだなあと
改めて私自身が
学んだ気がいたします。


人生は 努力しても駄目な時や
うまくいかない時が必ずあります。

そんな時に それまでの自分を
全面否定するのではなく
認めて受け止め 次回に生かす。


努力できた自分を
結果に左右されず、認めることが
明日の生きていく力に
繋がっていくのではないでしょうか。


コンクールは、決して優劣を決めるもの
だけではないと考えています。



過去のコンクールを経験した
生徒のその後を
見ていると、自分で どうやったら
曲を真の意味で仕上げて
行ったらよいのかが
わかってくるようです。
追い込みができるようになります。

そして 自分をコントロールする力が付き
これは、大人になっていく上で
とても大切な事だと感じます。


普段、あまり激しい感情を表さない子が
全国大会へ進めず 
とても悔しそうだったと
そのようなお子さんの姿は
新鮮だったと保護者の方から伺いました。

私にとっても、新しい発見でした。

自分の気持ちを強く表現できたのも
コンクールのお陰かな、
悔しく思い、それも一つの経験と
最後は納得し、気持ちを収める。

その過程、大事にして欲しいなと思いました。


教室の生徒も コンクールと聞くと
大変そう、と 尻込みして
しまうようですが
親子で乗り越え成長できる機会として
捉えて 前向きに臨んで欲しいと
思います。