先週の山本美芽先生のセミナーで学んだことが
こんなにも早く 実行できるとは。
ドレミファソのポジションから
ソラシドレに移り 何と無く 表情が暗い。
ファに♯がつくのはわかっているけれど
見落としたり そこに気を取られて
リズムや指使いがおろそかになる。
つっかえて うまくいかなく
表情も沈みがち。
「ト長調になったら わかりにくい?」
と聞いたら 即座に はい、という返事。
以前の私でしたら そこにこだわり
どうにか分からせようと必死になり
生徒自身も苦しくなっていたかも
しれません。
ですが、まだしばらく ハ長調 ドレミファソの
ポジションで曲をこなし、指がもう少し回るようになり 理解が深まってから
戻っても良いのではないか、と
考え ぴあのどリーむを見せました。
こちらは 所見で何なくクリア。
表情も明るくなってきました。
気持ちが閉ざしていると それだけで
余計にミスが増えるし 楽しくありません。
「これなら弾ける」という自身の積み重ねで
また 元の本に戻ることがきっとできるでしょう。
ちょっと「よりみち」。
美芽先生の考案された言葉。
1巻から2巻へと同じシリーズに
こだわることもないのだと思うと
自分も構えずにレッスンできることに
気づきました。
実際ピュイグ ロジェ先生も 著書の中で
こう語っています。
恩師であるイシドール・フィリップ先生からの言葉で
教師は、その生徒によくあった
練習曲や課題を与えなくては、
ならない、
その生徒を見る
観察眼と判断力と実戦力
こそがまず、必要である。
心に留めておきたい
言葉です。

インフルエンザ予防のために
買いました。
鍵盤専門の除菌シート。
感染は まずは 手ゆびから
だそうです。