ああ、今日は大晦日なんだ~とテレビを見ながら思いました
今年はクリスマスもなかったから年末の実感は全くありません
まだまだ実感もないし、なんで?意味わからない。
だけど今年のうちに書いておこう。と久しぶりにパソコンを消毒して立ち上げました
結果から言うと、Bちゃんが今月の29日未明、旅立ちました
3歳1か月。うちに来てたったの2年半でした。
Bちゃんあの時は大変だったけど、長生きしたねっていつの日か言いたかった。
病名はFIP(猫伝染性腹膜炎)
主に6か月から5歳くらいまでの若い猫が発病する病気らしい
コロナウイルスというウイルス自体は飼い猫、野良に限らず持ってる猫は多いらしいが
ウイルスが何らかの原因でまれに突然変異するらしい、原因は謎。
変異したウイルスは体中の至るところで炎症を起こし短期間で死に至らしめる。
かかりつけのお医者さんのところに来るFIP患者も2年に1匹いるかいないからしい。
しかもBちゃんみたいな毛ツヤも目力もあるFIP患者は見たことがないとか。
もともと食が細いほうだったし好き嫌いも多かったのですが
今年の8月終わりぐらいからご飯をかなり残すようになりました。
上にトッピングしてるウェットだけしっかり食べ、朝晩のおやつはペロリと平らげていました
さすがに食事のバランスが悪いのではとお医者さんに相談したのですが
体重に変化はないしとりあえずわがまま病ならおやつとウェットをなしにしてみてはということで
しばらくはカリカリのみ、しぶしぶ少し食べていました
10月23日、ぶりちゃんが我が家に来て
ぶりちゃんのご飯をけっこうつまみ食いしていたので、やっぱりわがまま病だったのかなと思いました
2匹とも子猫用のご飯を与えていましたが、Bちゃんはしばらくすると食べなくなってしまいました
11月20日、Bちゃんの顔がなんだか斜めになっていたので病院へ
ステロイド剤を10日処方してもらい飲み終わるころにはお顔もまっすぐに。
でもそれから1週間後また斜めになってきたので相談したら大学病院で検査してみたら?
ということで12月18日に大学病院へ
先生も私があまりに心配性なものだから、こんなに毛艶のいい病人は今まで見たことないから
心配はないけど一応検査してみたら?そんな感じだったと思います・・・。
MRIの予定だったけどまずは麻酔を使わないCTとエコーで様子を見てみましょうってことで
夕方にはBちゃん連れて家に帰る予定でしたが
腸のほうに何か映ってることと、膵臓の組織検査もなんとも言えない状態だったらしく入院
20日、お腹を開いてみたところ、腸に3センチ大の肉芽腫があり摘出
リンパ節も炎症を起こしていたのでリンパ腫の可能性もあり
この出来物が悪性だった場合は年が明けてから抗がん剤の投与をしますという話でした。
悪性かどうか分かるのは年が明けてからと言われました。
悪性だった場合、抗がん剤治療しなければ2~3か月、投与しても1年と言われました。
順調にいけば23日土曜日には退院の予定でした。
22日、その日だけお見舞いお休みしてお墓参りし、ご先祖様にどうかどうか
Bちゃんを助けてください、長生きさせてあげてくださいとお願いしました。
その日の夜、洗物をしていたら手元が狂ってBちゃんのコップをおやつ皿を割ってしまいました。
胸騒ぎしかしませんでした。
23日土曜午前、大学病院から電話
昨夜から腹水が量も増え粘り気のあるものに。その症状として考えられるのが
FIP,猫伝染性腹膜炎という病気だと初めてその病名が出てきました。
案の定退院は延期になり
Bちゃんのいじけ方もMAXに。
24日はちゅ~るを2/3ほど食べてくれたけどそれ以降は
あんなに好きだったちゅ~るも拒否するようになりました。
このあたりからそそうをするようになったらしい。
27日、退院。
FIPという病気は腹水、胸水が溜まるウェットタイプと、水が出ないドライタイプと二通りあるらしく
肉芽腫もドライタイプの症状のひとつで、おそらく数か月前からドライタイプが進行していたのではという話。
食欲が急になくなった時点でけっこうしんどかったんだろうけど
ぶりちゃんの存在が寿命を延ばしてくれたんだろうな~。
これは入院する前日の写真だけど、見た目には全然病気ってわからないし
大学病院の先生も見たときこの子のどこが病気なんだろうって思ったらしいし、、、
Bちゃんがしっかり躾けたおかげでぶりちゃんとっても優しいにゃんこです
退院してまず即10日ぶりの日向ぼっこ
ぶりちゃんと完全に部屋を分けるために私の部屋に隔離
そのあとぶりちゃん隔離して自分の部屋で日向ぼっこしたら
ゴキゲンでゴロゴロ言いながらすりすりしてくれました
日が暮れたらこたつでのびのびしていました。やっと手足伸ばせたね。
その日の夜は私の上に乗っかって寝ていました。
28日昼、母と妹がお見舞いに来てくれました。
最近まったくまともに食事していなかったのでありがたかった・・・
ずっとぶりちゃんの相手もしてあげられていなかったので
ぶりちゃんも大はしゃぎする声が聞こえてきて、Bちゃんも嬉しそうでした
その日の午後2時くらいから6時くらいまでBちゃんずっと唸っていました
きついのかなと思いましたが体はずっと起こして座っていました
6時、私の枕に座るとそこからは数時間落ち着きました。
午後10時過ぎ、こたつから出てきて私にピタッと寄り添いました
息が荒かったのでずっと声をかけながら撫でました
旦那も一緒に撫でていました
28日、午後11時50分。突然の吐き気
口から大量の黒い水。パニックになって先生の携帯にメッセージ入れてる間に
Bちゃんは旅立ってしまいました。ほんの一瞬の出来事でした。
午前中お薬吐き出したとき、少し茶黒い液体も出てたから
ずっと体起こして我慢してたんだろうな。。。
お客さんも来てるし気を使ったんだね
大学病院の先生は正月以降は3日3日で考えてくださいって言ってたのに
一緒に正月は過ごせると思って皮下点滴打つ練習もしたし、ご飯のコツもつかめてきたのに・・・
あんなに嫌がってるのにご飯を食べさせるのは本当に辛くて、泣きながら
「いじわるじゃないんだよ、元気になってほしいんだよ」一口食べさせては抱きしめていました。
10日も入院させて手術も3時間かかる大手術させて怖い思いさせて嫌われたなって思ってたけど
Bちゃん最後ずっと私にひっついてくれてた。許してくれたのかな。。
あんなに苦しそうな顔してたはずなのに、次の日の朝顔を見たら、すごく嬉しいときの顔していました。
ぶりちゃんに変なこともいっぱい教えてくれたおかげで
ぶりちゃんご飯におもちゃ乗っけてるし空気清浄機のボタンすごい勢いで連打するし
悲しむ暇を与えてくれないけど
毎朝Bちゃん探してまわってるぶりを見ると、一番寂しいのはぶりなんだよなぁ。。
いつも寝る時間におやすみ~と眠りについたBちゃん・・・
最後の最後までなんて時間に几帳面なんだ、、、
FIPって言われてからたったの五日でした。
でもねばっとした腹水出なかったら訳わからないまま突然の別れだったんだろうなぁ。
エイズも白血病も持ってないくせにコロナウイルスってなんなんだよぅ・・・聞いたこともないよ・・・
29日、Bちゃんと出会った公園に寄って、ドライブしてから最後のお別れをしました。
かぼさんと同じところにお願いしました。
Bちゃんうちの子になってくれてありがとう、生まれ変わったらまた絶対うちにくるんだよ!
今回のことで分かったことは仙巌園の猫神社は全くご利益ないどころか逆効果。
24時間テレビのキャラバンカーにもBちゃんの健康祈願書いたけどね。もう二度と募金しないから。
もう神様なんて信じないから。
ではよいお年を。