こんばんは。
腹ペコ伊藤です。




ここ数週間で朝起きてから眠りにつくすぐ手前までずっとメロディや詞を考えていた生活とは距離が出来ました。





今予定されている二つのライブの事以外は全く考えなくなって




あー、1日ってちゃんと24時間あったんだなって。




特急列車に乗っているように見送っていた毎日が、今じゃすっかりというか、しっかりというか、鈍行で各時間を感じながら進んでいるようなそんな気分です。



でも、何をしよう、暇だなー。ってなるような性格じゃないので、一時間も無駄にしないように暮らしてはいます。








得たものと見落としてしまっていたもの。



どちらが多いかは分からないけど、僕は得たものを心に押し当てながら見落としていたものを少しずつ拾っていくような、そんな風に生きていくんだと思います。





冷めた心じゃ見えない景色を沢山知っているから、この先も一生、心は枯れる時があってもあったかいこの温度は無くならないんです。
それは心に押し当てている一つ一つの得たものが、ずっとあたたかいから。

山盛りのありがとうで溢れてます。

生まれてからずっと。


みんな優しいから。
誰かがいつも優しいから。


周りの人に恵まれている事と、人を想う気持ちの強さだけが僕の自慢です。
バードコール理論です。笑





解散発表してから沢山のメールや電話やDMありがとうございました。

心臓握られっぱなしでした。
本当にありがとう。


1番多かった質問がソロやバンドでもう活動しないのかって事やったんですが。
もうバンドはやりません。
Lemmingのメンバーもサウンドも僕には勿体無い位に最高な形やと今でも思ってるんで、もうバンドはやりません。
ソロもLemmingありきのものだったので、やりません。

けど、音楽はやめません。
家でポロリと弾いたり、たまに河川敷に綾目呼び出して歌ったりはすると思います。笑



少し前にテレビで嵐の番組に出演されてた玉置浩二さんが急なリクエストに応えて「田園」を歌ってて、歌い終わった時に櫻井君に「そんな気軽に歌ってもらえるんですか!?」
って聞かれて「歌なんて気軽なもんなんだよ」って答えてたんですよ。

それが何とも言えない角度で僕には突き刺さって。



そんな風に僕の中でも歌うことが気軽なことに戻る時がきたら、その時はまた誰かに聴いてもらえる場所へ行こうかなーと思ってます。

そしてその時はもうサヨナラは無いんだろうなと思います。
おじいちゃんになって声がガッサガサで細い細い声になるまで歌い続けられるんだろうなって思います。







そんな、ずっと先の事もふんわり思いつつ、今目の前にある11日のライブ。
ずっと仲良くしてくれている、いもちゃんことポテトアキコの企画楽しみです(^^)
みんな俺らと一緒にアキコに絡もう!!!


11/11(月)@minami horie ZERO
『アポロケイカクvol.17~カルナロッタ"オレンジ色に染まる街"release tour~』

*band act
カルナロッタ(秩父)
トランヂスター(八王子)
Lemming
ねこまっしぐらズ
全能の逆説






こんにちは、ベースの古武です。


解散という結果になってしまい、今までお世話になった方々、応援してくれた皆様に対して、申し訳ない気持ちでいっぱいです。


こんな形で終わってしまうのは、僕としても、とても悔しいです。

プロになりたいなら、もっとたくさんの人に届けたいのなら 身体に、心にムチを打ってでも続けたい というのが僕の本音です。


でも、僕はLemmingのメンバーであると同時に、伊藤のファンでもあったんだと思います。

彼の歌が好きだから、それが変わってしまうのは僕にとっても一番辛い事でした。

だからこそ、彼の意見を尊重したいと思い、今回の解散という結果に至りました。


今は、ただただ空っぽになった気持ちです。

でも、同時に その空っぽになった自分にこれから何を詰めていこうかと 楽しみに思えている自分も居ます。




もし、最後を見届けてくださるのでしたら 12月12日に僕らに会いに来てください。

本来なら、僕たちが皆さんに会いに行って言わなくちゃいけないことなんだと思いますが

そこで「ありがとう」と言わせてください。

そして「またね」と言ってお別れをしてください。


ずっとしょげてるのも僕らしくも無いので、最後までいつも通り出来るだけヘラヘラして過ごしたいと思っています。


今まで本当にありがとうございました。


Lemming bass 古武 幸之
おはよう。



おやすみ。







人によってこのブログを読んでいる時間がどっちに近いかバラバラですよね。



朝から仕事の人。夜から仕事の人。



それぞれのサイクルや環境があって。

気持ちも沢山の色を持っていて。

心のかたちも、あいのかたちも何万通りもあって。








発表させてもらった通り、僕達Lemmingは12月の企画を以って解散する事になりました。






今回そのスイッチを押したのは僕です。

でも、Lemmingボーカルの僕ではなくて、ただの、何でもない一人の人間としての僕でした。







バンドを進めていく中で曲を書く時以外はLemmingボーカルとしてファンの皆さんやメンバーに喜んでもらえる様な選択や決断をしてきたつもりです。その上で自分もわくわくしながら進んできました。



しかし、それが出来ていたのはそこにはいつも同じ色のあいが溢れていたからなんです。


それさえあれば、その時の現状がどんな苦境にあっても乗り越えて来れました。

紛れもなく原動力になるんです。



最初に言いましたが、人には色んな心のかたちやあいのかたちがあって良いと思います。



でも、あいそのものが見えなくなりかけたのなら、それは僕には耐え難いものになってしまいます。



これは、凄く甘い事を言っているんだと思います。
そんなものが無くても続けていける人もいれば、バンドもあるんです。

バンドボーカルとしてなら応援してくれる人達がいる限り続けていくべきだと思います。





でも、一人の人間、伊藤政彦として、揺るぎなく大切にしていたい、そんな部分が揺らいでいたんです。
昔も今もこの先も、何をしていても、
あいがあるから投げかけられるし、あいがあるから受け止められる。
あいがあるから許せるし、あいがあるからいつも最後は笑えるんです。





いつの日からか、目一杯呼吸しながら唄えるのがステージの上でだけになってしまってました。
心がほんの少しだけ枯れてしまったんです。

応援してくれてる皆がいるライブハウスのステージは目には見えない力みたいなのがあって、そこでだけは今も心でしっかりと歌を唄えます。
でも、ステージを降りると途端に心が音楽に通わなくなるんです。


スタジオでも。
街中でも。
一人の部屋の中でも。


そんな状態のまま次の曲を書く事は出来ませんし唄い続ける事も出来ません。
嘘を書きたくも唄いたくもないからです。



続けていきたい自分と、大切なものを譲りたくない自分の間でこの数ヶ月悩み続けました。



気がつけば「いっそ声を失ってしまえば選択肢は削がれるんじゃないか、誰も傷付けずに、今歩む足を止める事が出来るんじゃないか」。とさえ思うようになり、喉にかなり負担のかけた生活をしてしまう程にまで心を失っていました。
今思えば非常に、僕らしくなくて恥ずかしい限りです。


しかし、そこまでしてようやく「このままじゃ、あかん。誰かに話そう」と思い、お世話になっている方や尊敬している先輩方に相談をしました。
そこには前向きになれるかも、という期待も混じらせて。


僕の中には無かった考えや意見も沢山もらって、それからまたよく考えて。


でも、そうして色々な考えを越えた先に立っていたのはバンドボーカルの僕じゃなく、一人の人間としての僕でした。

すごく不器用な僕でした。
そんな中では息のできない僕でした。




そしてメンバーにはある日のスタジオ終わりに伝え、話し合い、今回の発表に至ります。




今は毎スタジオや家での練習を噛みしめるように行っています。




そして、残り2ステージに歌い手としての僕の一生分の全力をかけて向かおうと思います。

みんながいるから目一杯呼吸をしに
、心で唄いに行こうと思います。



応援してくれている人達の顔や声を思い出すと寂しくなったり、申し訳なくなったりしますが、その分残りの2ステージで一生残るようなあいを渡しに行こうと思います。


僕以外の三人はきっとそれぞれステージに戻ってくると思います。

その時はまた、そのバンド達をみんなの好きなバンドの一つに数えてやって下さい。
そして、応援してやって下さい。
Lemmingへのあいを次に繋げてやって下さい。




僕からのありがとうは全てが終わった後に改めて伝えさせて頂きたいと思います。





それではあと2ステージ。

11月11日の南堀江ZERO。


そして大好きな人達に手伝ってもらいながら作りあげる12月12日の僕たち最後の企画「MUSIC WAGON」宜しくお願いします。




Lemmingボーカル伊藤政彦。