病院とは所謂治療の場
同時に生き方が交差する
安らぎの場所でもある
鳴門病院を訪れた私は
医療の枠を超えた医師や
看護師の方の人間力を
心底触れた思いです
患者達に寄り添う姿勢や
スタッフの表情の優しさ
空間に漂う安心感ーー
高齢者である私が感じた
鳴門病院の”温かさ”を
少しだけ綴りたいと思う
令和2年9月のことです
下半身にしこりが出来て
近所の病院で診察すると
感染症の疑いがあると
「即入院だよ」と言われ
紹介状を手に鳴門病院へ
外科の先生に診てもらい
ハイ、入院ですと即決!
心の準備もないまま病室
人生初の入院が始まった
約10日間の点滴治療後
主治医、内科医、麻酔科医と
手術に向けた打ち合わせ
翌月ストレッチャーで
手術室へと運ばれる後に
天井にはドラマのような
無数の照明に気も消沈
麻酔科の先生の誘う声が
「10数えてください」
深く息を吸った瞬間に
意識は闇へと沈みました
覚醒すると個室のベッド
手術の時間は約3時間
まるで一瞬の出来事です
翌日には一般病室へ移動
同室の夜行性のご老人に
悩まされ甚だ困惑する
看護師さんに相談すると
即病室を変更してくれた
思わず「神対応!」と
叫びたくなる程の迅速さ
退院は25日後でした
手術後の経過にやや不満
っ少し不安もあり再診へ
何かあれば何時でも来て
まじ肩の力が抜けました
人柄は最高の先生なのに
心で思わず笑ってしまう
因みに総合病院に於いて
一定期間受信が無いと
特別料金が発生する事も
紹介状や救急搬送ならば
回避できるそうですよ
医療制度改革法で決定
医療は技術だけでは絶対
成り立たないと思う
鳴門病院で出会ったのは
心で寄り添ったケアの心
この場所で過ごす時間が
誰かの不安を和らげる
それはきっと、此処の
職員の想いと云う心ね
貴方に届いている証です