前回ブレリアについて書き始めたら長くなってしまったので、別に投稿することにしました
趣味でフラメンコをただ楽しみたい人にこそ、ブレリアを自由に踊れるようになってほしいです振り付けなしに自由に踊るなんて無理…と尻込みしてしまう人もよく居ますが、どうせ振り付けしたって言う通りにちゃんと踊れないでしょ❗️と意地悪く言ってやります
だって、いくつかのパターンとルールさえ覚えてしまえばテクニカも身体の鍛錬も不要なんですから…そのルールとは、コンパスに乗ること、唄を聴いて無視しないこと、そして楽しむこと❗️
さらに粋に踊りたい…と欲が出るとすっごくハードルは上がりますが、無難に踊ることは実はそんなに難しくないんです。
踊り始めの入口、マルカッヘを2種類、ジャマーダと抜け、引っ込み。最初はワンパターンでいいのでこの要素をスムーズにできるようにしておいたら、後は歌に合わせてマルカッヘの数を増やしたり減らしたりするだけです(…それも慣れは必要ですがね)。同じマルカッヘを延々とやると退屈なので、2種類できるようにしておけば、退屈になる前に切り替えができます交互にやれば二度同じことしたって問題ない。
ところが、振り付けで何曲も三拍子系の曲を踊って来たにもかかわらず、ジャマーダと抜け、あるいはマルカッヘを自由にやってみて、と言うと何をしていいのか分からず棒立ちになってしまう人が結構います。
何故そうなってしまうのか振りを順番に覚えてそれを再現することが踊ること、になってしまってるからではないでしょうか?これは教える方にも責任があるのかもしれませんが…
真似をするのは得意でも、その後自発的に動く…ということの苦手な日本人の特性かもしれませんね。
でも、変われます
まず、ただ真似や振り付けをなぞることをやめてみる。曲をかけて(本当は生演奏が理想ですが、そんな贅沢はなかなか出来ないので)動いてみる。
するといったいどこから踊り出していいのか分からない❗️とか、どこでマルカッヘを切り替えていいのか、分からない❗️とか、はたまた、コンパスに乗っているのか乗れてないのか、それさえ分からない❗️とか出てきます…焦りますね💦
でも、そこから本当に「踊ること」が始まるのです♪分からないことがあれば仲間や先生に聞いてください。
多分私なら「もう100回くらい言ってるけどさー💢」と言いつつ…教えますよーはい。
教えることは簡単ですから。でも、それを習得するのは生徒さん自身が自分でやらなくてはできないのです。テクニカではないですから、唄を聴いて、ちょうど良いところでマルカッヘを始めたり、切り替えたり、ジャマーダをかけたり、タイミングが来るまで待ったりするのは、やみくもに体を動かして練習するのではなく、曲を聴いて、時間をかけてじっくりコツコツ、そして楽しんでしなくてはね。
スペインでフラメンコの環境にある人はお母さんのお腹で胎児の時から聴いている。私たちは大抵大人になって、しかもフラメンコ教室に習いに行き始めてやっと、初めて見たり聴いたりするわけですから、それは時間はかかります。しかも、週に一回の教室以外では一切聞かないとなると…さらに時間はかかりますよね。こういう練習はお金出してスタジオを借りなくても、狭い家で十分できます!鏡だってなくていい。
私は30年やって、なんとか知っている唄で無難には踊れるようになってきました。だから今はもっと色んな唄で踊れるようになりたいし、粋に踊れるようにもなりたい、と思ってます
踊りが下手でも、足が打てなくても、ブレリアなら歳を取ってもずっと楽しむことが出来ます
この長寿時代です…フラメンコが好きなら、いくつになっても楽しみ続けたいなら、目指せ✨ブレリアお婆👵
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なんて言われたら、ヘレスじゃ大変な名誉
フェリア・デ・カバージョの画像、衣装を見るとこれは古そうですね
当教室は馬車道クラスと名乗ってるので、ちょっとお馬さん🐴ともご縁を感じますし、いつか行ってみたいですねーフェリア・デ・カバージョ