映画化ですって

ほしのふるまち―世界でいちばん優しい“再生”ラブ・ストーリー (1) (ヤングサンデーコミックス)/原 秀則

進学校の勉強についていけず、世間体を気にする両親から富山へ追い出される形になった主人公

そこで出会う少女と、ゆっくりゆっくり自分自身を見つめなおしていく…


基本的に、この人の書く恋愛マンガで主人公クラスで飛びぬけて明るい人間やテンションの高い人間は出てこない

どこか冷めているのが多いと思う

初期の少年マンガ時代は無理してテンション上げてたんだな

って感じで、読み直してみるとわかる


話は逸れたが、何が言いたいかといえば、このマンガにすっごい事が起こるわけではない

淡々と日常を描き徐々に人生をやり直していく、って話なので小説とかよく読む人にとっては面白いだろう

マンガオンリーの人には、ちょっととっつき難いかもしれない


でも、現地の取材を重ねに重ねての風景の美しさや情景の哀愁が、純朴な恋心の表現にマッチしている

映画化は…どーでしょうかね

ヒットは難しいかもしれませんが、富山への興味が少しでもわけば、成功と言えるでしょう