-----ターンとタイプの結婚の記録
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「結婚式2週間前」
“見てください
“ここが挙式の会場です
“どうですか?
“僕は
“美しい場所だと
“思っています
“この家は僕とタイプの
新居です
家が 完成するまでに
花嫁は
何度も怒りました
俺も花婿だ
ご覧ください
怒る花婿です
ターン
カメラじゃなくて俺と話そう
もしかして
カメラに妬いてる?
そうだ
妬いてるよ
これで満足か
わかったよ
家具を見に行くのに
一雨来そうだな
俺は行かない
そんなのあるか
やめろよ
帰ってシャワーを浴びる
俺は
もう直ぐ結婚できるのが
嬉しいんだ
ああ
お前が喜んでるのは分かった
お前は
うれしくないの?
うしくなければ
お前と一緒に見に来ない
俺は
世界一 しあわせだ
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ターン兄さん
新居はどうだった?
すごく暑かった
昼間に行ったら
暑いのは当然でしょ
うん
だからタイプさんは
プールに飛び込んだのね
こいつはもう何日も
泳ぎたがってた
タンヤーは今日
ずっと家にいるの?
夕方になったらドレスの試着に行くわ
可愛いのを選んで
それと
タイプのお父さんをよろしく
結婚式の
成功は
お前にかかってる
分かりました
お父さんの機嫌を取って
式の円滑な進行に協力します
ありがとう
どうやら
花婿にメロメロの人がいるみたい
なるほどね
じゃぁ もう行くわ
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タンヤー
どういうことなの?
出発は4時だったろ?
まだ着替えてないよ
急にお菓子が
食べたくなったの
兄さんは十分すてきよ
お菓子を食べてから
試着に行きましょう ね
仕事を終わらせるから
20分だけ待って
ダメよ
続きは帰ってから
パパたちも
迎えに行かないと
ターンとタイプは?
もう何も言わないで
早く行きましょう
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何してるんだ
暑いんだよ
お前は暑いと
俺の腰を触るのか
ターン
家族が居るだろ
じゃぁ もし家に
誰もいなかったら?
どういう意味?
さっき
タンヤーに頼んだ
今 この家には
俺たち2人だけだ
いいだろ? タイプ
ほら
俺の答えだ
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おい 離してくれ
泣こうがわめこうが
もう我慢も限界だ
4時に顔のパック
5時からダンス
寝かせてくれ
クルイ
何だよ
いつもこの時間に練習してる
俺を追い出さないで
練習はよしとする
でもお前は
暇さえあれば
歌ってるだろ
生配信が俺の仕事なのに
歌われたら困る
もう歌わないから
何なんだ
もう歌わない
前もそういった
信じられるか
離せ
クルイ 待ってよ
もう歌わないから
クルイ 本当にもうしない
もう歌わないから
追い出さないで
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おれは昔から
あいつが好きなんだ
デビューできたら
一番に教えたかった
なのに
このザマさ
めちゃくちゃ悲しいよ
大丈夫ですよ
でもこれは
好き嫌いの話じゃなくて
共同生活の
マナーだと思います
4時にパックせず
5時にダンスをせず
いつでも
どこでも歌わなかったら
追い出されなかったはず
安心してください
ソーさんが歌っても
僕は起こりません
部屋も空いてるし
うちに泊まりますか?
プーガン
だめだよ
え?
ここにいたか
来いよ
お前は招き猫だ
どういうこと?
宝くじに当たったんだ
お前が
買えと言ったから
額も大きい
今さら 気づいたよ
お前が帰ってきてから
何度も当選してる
お前は俺と
一緒に
暮らすべきだ
俺は大金持ちに
なりたいから
俺は金の卵か
そのとおり
ルームメイトを
返してもらうぞ
当選番号を
予想させるんだ
参りましょう
どうぞ
こちらへ
さようなら
またな
プー
彼はどうやって入った
えっと
多分
僕がドアを閉め忘れた
プーガン
またか
うっかり
忘れちゃった
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タンヤーから預かった
忘れるなよ
ほら
よし
しなきゃダメ?
タンヤーには黙ってればいいだろ
ダメだ
母さんが勧めたエステの
花嫁コースも断ったろ
だからタンヤーが用意した
自分でやらないと
タンヤーが
チームを連れてケアに来るぞ
いいのか?
お前の勝手にしろ
俺じゃなくて
タンヤーだろ
妹が言うには
俺たちは若くない
だからケアしないと
どうだ?
これでよし
まってて
まだ何かあるのか?
“こんにちは
“俺たち2人は今
“結婚式の準備中です
“バカか
“この顔を見ろ
肌の準備をしてるのさ
タイプ
うん?
俺さ
結婚式の日は
お前の目に
最高にカッコよく映りたい
お前もそうだ
俺の目に
最高にカッコよく映ってほしい
なんで笑うんだよ
ごめん
急に真面目になるから
もうしゃべらない
おい ターン
まだ外しちゃダメだ
これでいいんだよ
何なんだ
カッコいい俺の花婿にキスできる
お前ってやつは