時間って変なヤツだと。
一日一日はあんなに長いと感じていたのに、振り返ってみればその一日の重なりがなんでこんなに短く感じるだろう。
世の中で唯一、
誰にも平等に配られてる時間っていうヤツは
どう過ごすかによってその長さや深さは天地の差がついてしまう。
今日除隊しました。
長いようで短かった21ヶ月間の服務を無事に終えて社会へ一歩踏み出しました。
みんなと挨拶して胴上げされて門を出たその瞬間、
なんだろうー
一歩が鉛のように重くて
その一歩一歩に思い出の破片が渦巻いてしまったのです。
21ヶ月間の思い出が走馬灯のように
次々と浮かんでしまうなんて
ついに終わっだと単に喜ぶばかりはできないー
なり切った後の空虚感包まれー
振り向いて手を振るその瞬間、
心は涙ぐんだ事を気づきました。
極端的な喜怒哀楽を感じたからこそ
ここでの過ごした時間、
この空間を埋めていた経験、
その時間と経験から生み出された感情が複雑に交わって
心に鮮明で深い烙印をつけてしまったようです。
いくらなんでも
別れは淋しい、
終わりは虚しい。
新たなスタートラインを切った今
張り切って走れないのが正直な気持ちであります。
でも今からはまた前を向いて進めねばならないー
とはいえ軍隊で気付いた事を忘れずにこれからは第二の人生として俺の歩み方で歩く。
入隊する前
自分を変えたいと念じていた事、
人はなかなか変わらない事を知っているけどー
俺っていう人間の弱さを知ってるから
変えたかった事を思い出しました。
俺は変わったのか?
変わったとも変わらなかったとも言える。
自分に必要ものは変化じゃなく、
芯を強くする事だったから。
自分っていう人間の弱さは
本質的な人性の問題じゃなく
芯の強さだったのを気づいたから。
一生忘れられない大切な事を学ばせてもらって
全ての経験が血となり肉となりそれを源にして俺は大きくなるから。
ありがとう。
そしてさよなら。
さー
アメリカの16代大統領 エイブラハム・リンカーンはこう言っていたのですー
『もし8時間、木を切る時間を与えられたら、そのうち6時間を私は斧を研ぐのに使うだろう。』
俺は六時間、
いやー
21ヶ月間
斧を研いていました。
これからは木を切る時間でしょう。
日本を拠点として、いろんな場面で活躍していくことを約束します。
待ってくれたみなさん、
本当にありがとうございました。
今から僕と共に手を握りあって歩んでいきましょう!!
追伸)
今まで軍隊日記を読んでくれた皆さんありがとうございました。
軍隊日記は終わったけど韓国の軍隊について興味を持ってる方々が多いので
(おそらく今それぞれ好きなスターさん達の入隊ラッシュだから?)
色々と軍隊日記の次のステップを考えております。
少々お待ちくださいね。
