芳村真理さんと西川きよし師匠が司会、元力士の龍虎さんなんかがレギュラーだった。
お金に糸目を付けず、高級な食材を贅沢に使って、おいしそうな料理を作って出演者たちが最後にそれを食べるって内容でした。
料理を作るのは、洋食担当は、まん丸な小川先生(おやちゃい、なんてCMにも出ていました)。中華は、ヒゲの松本先生。
先生と言うには理由があります。
作家、海老沢泰久の代表作の美味礼讚。びみれいさん、しばらくは、れいさんって読んでいました。(;^_^A

これは、毎日新聞の記者だった辻静雄さんが、義理のお父さんが経営する料理学校を手伝ううちに料理の世界に目覚めてしまい、そうこうしているウチに辻調理学校を作り、自分も美食家となる話で、
辻さんの半生を描いた伝記です。
この中でホンモノの味を知る為に、辻さんは単身フランスへ料理の食べたおしの旅に出ます。
その時に知り合うのが、かのポール・ボキューズ。以後、彼らの親しいお付き合いが続きます。
のちに、辻調理学校へ特別講師に招き、得意メニューのスズキのパイ包みの作り方を全て披露します。辻が、「こんなに全部見せちゃっていいんですか?」って聞くと、
「作り方を全部見せたところで、この味は出せないよ。」
かっちょい~~っ!
TV番組、料理天国の料理監修は、辻静雄さんがやっていました。
そして、料理を作っていた先生達は、そうです、辻調理学校の先生でした。
この本で、グルメ、グルマン、ガストロノームって言葉とその違いを憶えました。
