優しい舞台監督 | セニョールのブログ

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先週末の土日は、コンテンポラリーダンス公演の仕事でした。
リハーサルはこんな感じです。
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ダンサーは、アスリートみたいなもので、ケガがつきものです。
この公演の為に半年以上リハーサルを重ねて来たダンサーが、本番2日前に背中を痛めてしまいました。
本番前日、金曜日のゲネプロ(本番と同じタイムスケジュールで行う通し稽古)でも、ちゃんと踊れない状態でした。

本番日の朝、どう?って聞くと、ニッコリして「大丈夫です!」
もしかして、まだ少し痛いのかも知れませんが、そんなのこれっぽっちも見せません。

土曜日の本番、彼女はしっかりと踊ってくれました。

「暗転板付き」
ダンスや演劇では、真っ暗な舞台に出て行って、定位置に立つ為に舞台面にバミリというテープを貼ります。
長さ1センチくらいのちっちゃな目印です。
演者は、真っ暗な中、そのテープを頼りにステージ上の決められた場所に立ちます。
今回そのバミリを貼るのは、舞台監督の仕事でした。

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これは、その背中を痛めた子の立ち位置のバミリで、本番2日目のものです。

前日は、Are you OK ? だったそうです。

そっとこんなニクイ事を書く舞台監督と毎年仕事が出来て光栄です。

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