報道に物申す。 | セニョールのブログ

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好きなことを勝手に書いています。

毎日、地震の大変な状態を知らせてくれて本当にありがたいと思います。
悲惨な現状を、そのまま伝えるのが報道の仕事です。
興味本位では無く、伝えなくてはいけない情報を伝えてくれています。

大変なことがたくさんあると思いますが、ありがとうございます。

そんな報道番組の中で、非常に違和感を感じたことがあります。
東北の地方局のスタジオの中継が繋がった時のことです。
キャスターがヘルメットをかぶっています。
一時、東京のスタジオのキャスターもかぶっていました。
危険だからヘルメットが必要なんですよね。
スタジオには、照明などが吊ってあって、普通の部屋よりも、よっぽど危険なんです。
だから、ヘルメットをかぶるのは、ある種、当たり前ですね。
是非、かぶって下さい。いや、かぶるべきです。
私も、ある作業をする時は、危険だからと言うことで、会社からヘルメットを支給され、
その作業をする時にはヘルメットをかぶり安全に気をつける様にしています。

どこの違和感を感じたか、と言うと、
キャスターの後に写っている報道局?の人達でしょうか?
キャスターは、ヘルメットをかぶり、恐怖と緊張のレポートをして、その後では、
この人達が、かなり日常に近い感じで、仕事をされています。
モサーっと歩いたりしています。
非常事態の緊張感もなければ、当然ノーヘルです。

こうなると、キャスターは、かぶらされているのか?と勘ぐりたくなります。
実際は、そんなに危険では無いけど、ビジュアル的に非常事態っぽいからかぶりましょうって事ですか?
もしそうであるならば、これは明らかに演出です。
視聴者の恐怖心をあおって、意味がありますか?

逆にヘルメットをかぶるべき事態なのに、かぶらないのは自己責任ですが、
緊張感のない仕事ぶりでは、報道内容とチグハグです。
違和感を感じたのは、まさにココで、ヘルメットは単に違和感の発端でしかありません。

どうして、後の人達は、ヘルメットをかぶらないのでしょうか?
現場で記者が一生懸命取材してきたネタを、こんな人達が、「この画はオイシイ」(あくまでも想像のセリフです)などと言って、ニュースソースを選んでいると思うと、腹が立つ。

キャスターの後だって言っても、画面に見切れているんだから、真面目にやっている様に見せなさい。
それが面倒なら、見切れるな!ニュースを見る上では邪魔です。

妙にむかついてしまいましたが、今日、宮城の局の中継の時、後に1人だけですが、ヘルメットをかぶっている人を発見しました。
この人を見た時に、やはり本当にそこは危険なんだと確信させてもらいました。
ありがとう、この人。
ミドリのヘルメットでした。

TVメディアの人達、
情報は、キャスターのしゃべる事、VTR,専門家の解説、現場からのレポートがほとんどですが、
見切れのスタッフからの緊張感がどれほどか、と言うのも大きな情報源だという事を忘れないで下さい。
芸能人のゴシップニュースとは違う次元で勝負しているんですよね。
報道番組を演出が見え隠れする様なTVショーにはしないで下さい。