どうも。早速ですが洞爺湖サミット。
はじめまして。 と 久しぶり。 大阪生まれ、大阪育ち、現在スウェーデンで暮らしています、健と申します。
さて、少々面倒くさい話に付き合っていただきますと。このブログ以外にも、スウェーデン語のものを含めいくつかブログを持っている僕ですが、このブログを始めよう!というよりも、始めなければいけないな。と思ったきっかけといいますと、世界にはまだまだ識るべきことがたくさんあり、また人々は自らの見識、知識、知恵を他の人々に何らかの方法で伝えることが今後の世界のためになる、と考えたためです。
堅苦しい書き方ですと、やや嘘くさく聞こえますので、要は何かというと。
スウェーデンの文化を含め、この一年のスウェーデンでの生活で学んだ事々を、ちょこっとブログして、ほんの少しの人にでも読んでいただきたいな。ということです。
内容はスウェーデンのみならず、僕自身が、日本国内ではこんなことあんまり話されてないよなぁ・・・と感じた事や、日本国内ではこんなに盛り上がってるけど、どこもそんなこと注目してないよなぁというような事まで。 のんびりと、僕のペースで書いていきたいと考えてます。
さてさて、早速ですが。昨日から北海道で主要国首脳会議が始まりましたね。
日本国内で主要国首脳会議というと、どちらかというとプラスのイメージが強いと思います。
”各国のエライ人たちが集まって、世界について話してるんでしょ?”
”アフリカの貧困とか、環境のことについて話してるし、先進国が協力することはいいことだと思うな。”
このようなコメントをよく耳にします。しかし、果たして主要国首脳会議(以下サミット)は日本の人々が考えるほど、十分な働きをしてるのでしょうか。
フリー百科事典 Wikipedia によりますと。
”主要国首脳会議(しゅようこくしゅのうかいぎ、英称 :Group of Eight)とは、アメリカ合衆国 、イギリス 、イタリア 、カナダ 、ドイツ 、日本 、フランス 、ロシア (五十音順)の8ヶ国及びその年のEU 議長国の政府首脳 および欧州委員会 委員長が、年1回集まり、国際的な経済的、政治的課題について討議する会議”(1)
ここから何が伺えるかといいますと、サミットとはある国々によって構成されたグループによる会議に過ぎないということです。言い換えますと、サミットとは、会社内における企画会議、ある中学校における生徒会会議、あるいは仲間同士の集まりと同じようなものなのです。
ここで重要なことは、サミット自体は、国連や、EUというような国際法に基づき法人として人格をもつものではなく、仲間同士の集まりに過ぎないということです。すなわち、サミット内で議論・合意される「決議」「決定」「宣言」などというものは、国際法上全く根拠のない、仲間同士での取り決めに過ぎないのです。
国際連合という、一部の国を除き全世界が加盟する、国際法人組織が存在するにもかかわらず、国際的な課題を解決するという名目の下に、非公式な世界政府、サミットを設けるのは果たして必要なことなのでしょうか。
さて、サミットの概要について知ってもらった上で、僕が”これはちょっとおかしいやろー”と考えることについて書かせてもらいたいと思います。
まず、今回の洞爺湖サミットに関する予算の合計額をご存知でしょうか?
電子百科サイト”北海道雑学百科ぷっちがいど”によると
国の関連予算 2007年度予算=33億円、2008年度予算=319億円(外務省関連134億円、警察庁警備等155億円、防衛省関連9.4億円、国土交通省関連4億円)
道の関連予算 2007年度予算=2億3600万円(支援組織設立折半6000万、推進局2300万、警備1600万、PR費用4400万、その他100万)、2008年度予算=19億8700万円(警備12億4100万、消防等3億5300万)、合計22億2300万円。北海道の方針は財政的な面から「コンパクト・サミット」、「リトリート(隠れ家のような所)」を掲げる。
(2)
前年度の国の関連予算と今年度のものを合算すると352億円という額になります。この額は政府が2008年度の予算案として提出し、今年二月に可決された政府予算案(財務省報告書参照)に含まれている”信頼できる公教育の確立”に関する予算額117億円の倍近くに当たり、また同時に国民の意見を反映し、官僚政治による無駄をなくそうとする努力から削減した予算額381億円に少なからず相当します。(随意契約の見直しの徹底・強化)(3)
すなわち、政府は少しでも官僚政治による税の無駄遣いに起因する国民の税負担を軽減しようと努力しているにもかかわらず、一方でぽんと、352億円という税金をサミットのために使用しているのです。
予算についての観点からのみならず、サミットには日本にとってマイナスとなる要素が他にもあります。
3年前のスコットランドにおけるサミットの初日に、イギリスのロンドンにおいて起こったテロは記憶にも新しいと思います。テロにより、50名以上もの民間人が死亡し、ロンドン中がパニックに陥るという大惨事に至りました。この事件を受け、前年のドイツにおけるサミットより、以前にましてサミットにおける警備が強化され、今回の洞爺湖サミットにおいては警備21000人という、日本国内において過去最大級の規模での警備がなされています。
いつ頃からでしょうか。日本がテロの危機に直接さらされるようになってしまったのは。本来日本には、テロなどと称される団体・人々と戦う理由がありません。日本は中東における利権・覇権のために武力を行使するような国でしょうか?それ以前に、日本が中東における利権・覇権を気にかける必要性はどれほどのものなのでしょうか。この国にそのようなものは存在しません。しかし”同盟国”であるアメリカ合衆国と行動を共にし、ここ数十年、数多くの”戦争”を行った結果、日本も”テロに対する戦争”の参戦国となってしまったのです。これは紛れもなく私たち日本人が選んだ結果であり、回避できる方法があったにも関わらず、敢えてこの現状を選んだのです。
今、私たちにできることは、現実に目を向け、見識を広めることであると僕は考えます。
長々とこのように書きましたが、僕自身、サミットなどというものは全く深く知りませんでしたし、僕も、どっちでもいいよ。と考える一人でした。
このブログを読んでくださっているあなたはサミットに対する見識をお持ちでしたでしょうか?そして、はっきりとした意見をお持ちでしょうか。このブログが少しでも、なにかを知るきっかけになればいいなと。
さて、最後にサミットに対する僕の意見を結論付けますと。
実際サミット自体に対する評価には、世界において国連を補完する役割を果たしているなどというプラスの評価も存在します。サミットが行ってきたことの中には、確かに評価に値するようなことも存在します。各国が温暖化問題をはじめとする気象問題や、貧困などの問題について率先して取り組むことは世界において、評価されるべきことであり、今後も続けられるべきであると考えます。しかしながら、サミットという形式によって行われることは疑問視されるべきであり、国際法上、根拠をもった法人団体として、全世界が参加可能な方法・団体を以って行われるべきであると考えます。ある意味においては、サミット自体に国際法上の根拠を持たせるなどという方法も考えられます。今回議論されています、サミット拡大案は今後のサミットを方向付ける重要な議案であり、じっくりと議論されるべきであると同時に、世界規模の諸問題についても議論がなされるべきであると考えます。
最後まで読んでいただき大変ありがとうございます。
長文駄文失礼致します。一年日本語から離れていたもので、日本語を書く事自体、大変不自然に感じます。
以下参照リンク
(1)http://ja.wikipedia.org/wiki/G8
(2)http://pucchi.net/hokkaido/summit2008/info2.php
(3)http://www.mof.go.jp/seifuan20/yosan001.pdf
サミットについて疑問を持たれたかた、もっと知りたいという方は以下のページも訪問してみてください。
http://alt-movements.org/no_more_capitalism/
http://linux7.sanpal.co.jp/no-g8/
