2020年11月
近所に乳腺外科クリニックが開院、ちょうど乳がん検診を受けたかったため受診。
自己触診は毎週曜日を決めてしており、異常などは感じていなかった。
医師による乳腺エコーを受けると、嚢胞(水たまりみたいなもの、良性腫瘍)が見つかった。
念のため半年後に受診と指示を受けたが、嚢胞なら気にしなくていいだろうと判断し未受診のまま1年半近く。

2022年4月あたり
そろそろ乳がん検診を受けなければと思い乳腺外科を受診。嚢胞のことは全く気にしていなかった、なぜなら水たまりだから。

再び乳腺外科医より乳腺エコー。
嚢胞があった場所にそれはなく、代わりに実の詰まった充実性腫瘍(良性か悪性か不明)が姿を見せていた。
そう、嚢胞が充実性腫瘍に変わっていた。医師も驚いた様子で、こうなったからには悪性を疑って検査を進めなければならないとおっしゃった。

2022年5月
造影乳腺MRI。乳腺エコーから乳がんではなさそうな気配だったが、除外するために実施。
乳腺MRIは仰向けだと組織がよく見えないため、専用の道具を使ってうつ伏せで撮影する。
とにかく苦しくて、とても辛かった。


充実性腫瘍は良性腫瘍、悪性腫瘍がある。悪性腫瘍には癌腫(一般的な「がん」)と肉腫があり、乳房には両方が発生する。

乳がんには外科手術、抗がん剤、ホルモン剤、放射線と治療法がある。
肉腫には外科手術のみ。乳がんの治療は効果を期待できない。

検査では乳腺エコーで異常を指摘された場合、マンモグラフィ、乳腺MRIを実施。
MRIを行わずに腫瘍細胞を取り出す組織診を行うこともあると考えられる。

乳腺MRIではただ撮影をするだけではなく、造影剤を使用する。腫瘍への造影剤の取り込み具合で判別の手がかりにする。

組織診は乳房に麻酔をし、かなり太い針を腫瘍に刺して細胞自体を取り出し病理検査を行う。
これが確定診断になる場合が多い。

他にもマンモトームという腫瘍の組織を取り出す検査もある。
また腫瘍に太めの注射針を刺して中の成分を取り出す穿刺吸引細胞診という検査もある。
この穿刺吸引細胞診は確定診断にならない場合もあり、やはり確実なのは組織診やマンモトームと言われる。

病院やクリニック、医師の判断で検査方法は様々である。