こんにちは、醒龍です。

きょうはちょっと邦画の話から。

表題名の映画ですが、憤怒の読み方が少々ややこしくて、映画は「ふんど」、原作小説は「ふんぬ」。

ジョン・・ウー監督のリメイク版はオリジナルの英語タイトルから(?)マンハント。ここは是非日本語で付けて欲しかったところですね(笑)。




何を隠そう高倉健の映画で一番好きな映画は実はコレでした。キミフンです。これならどっちでもOKなんです(笑)。

一方、あちらのタイトルは御存知「追捕」。追補という言葉の意味にはこんな意味があるんだそうです。


「追捕(ついぶ/ついほ)」とは、罪人や賊などを追いかけて捕らえること罪人や賊などを追いかけて捕らえること

(生成AIより)


佐藤純彌版の映画は全編を通して検事の逃走、追跡劇ですけど、主役の高倉健扮する森丘が日本各地に飛びまくるのも面白いと思います。北海道、中部地方が多いです。

あと、好きなシーンはたくさんありますけど大滝秀治が映画を面白くしているのは確かですね。冒頭の顔合わせで前田と偽名を名乗る検事。ここは大滝がサラッと話を現実に戻して進行させますね。映画で最も象徴的なのは馬ではありますが。


まぁそれにしても大陸にまでも映画が伝わるとは。日本映画としてよく出来ていたからなんでしょうね。

この追補、大陸で公開された時めちゃくちゃ当たったそうですね。ラストのセリフが流行語になったとかならないとか・・・。

当時は日本語版から現地用に編集、音声も中国語になったものが上映されたようですけど、どんな物かずっと気になっていました。

今回見てみたのがおそらくそのバージョンだと思っていますが、噂ではカットされたシーンがあると聞いてました。




さて、その前に国内版ブルーレイをちょっとご紹介。

これ2枚組で、さらにサントラCDも入っている超お得なソフトなんです。で、本編ディスクには国際版尺短縮版(え?ナニコレ)も入っています。

何だかよく分からないバージョンではありますが、結局全長版から一部を細かくはずした感じのバージョンの様です。短く編集してあるため私がいつも見ているのはこの国際版なんですよ。時間早いから(笑)。約2時間で30分ぐらい短縮です。




あと、映画のシナリオ本がかなり昔に出版されてました。もうボロボロですが、セリフもほぼ映画と一緒で本編のシーン、行き先別に章立てあります。全部で細かく183に分かれます。流れを整理したいとき、小説より重宝しますね。


と、ここまでそっくりなのに一部には本編と違う部分があり、ちょっと気になります。

例えば部屋でやる振舞酒。シナリオにかかれていたのはすべてウイスキー。これはどうしてこうなったのかまったくの謎なんですよ。ここはやっぱりブランデーでしょう。


それから、映画パンフ。ピンナップの付録つき(笑)。当時の雰囲気はこれに凝縮されています。監督が言っていた螳螂の斧を振り上げて見えない敵に挑む主人公、そして映画のテーマについて書いてます。これは監督の新天地の思いですね。充分過ぎます。面白いですね。




はい、では大陸版の話に戻します。

実際にか見てみてみると確かにカットされていました。分かりやすいところでは、ラブシーンがカット。中野良子のホテルでのヌードシーン(吹き替え)も編集されています。これは当然なんでしょうね。後半出てきた倍賞美津子のシーンも全く無くて残念ですが、まぁ仕方がないですよね。その他、細かい箇所もカット。全体で約2時間ほどでした。短縮版とほぼ同じぐらいになりますね。大陸のは英語版がベースだったようなのでそれが残っていれば収録出来たのでは?

ソフト化は無いようでしたけど、リニューアルされた映像ソフトはあちらでも今なら当然あるんでしょうね。




最後にサントラ話を。

あのオープニングや流れるテーマ曲。歌詞は無いんですね。大陸ではあの曲が「森丘之歌」って名前が付いてまして、安易ではありますけど非常に分かりやすいネーミングですよね。

この中に「白いサスペンス」という曲が入ってます。単独で聴いてもなかなか楽しい曲で、その昔ドーナツ盤のレコードも出てました。前半と後半部分が劇中では場面に応じて使い分けて効果的に使用されています。

サントラCDを聴いてはじめて分かったのですが、曲の最後の方には劇中使われていない第三のメロディーが隠されていたのです。ここはちょっとコミカルなリズムのためか本編では使いづらかったのかも知れませんね。