もし、海外(イタリア)に恋人がいたら、


の、妄想です。

ご承知の上でどうぞ。









・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・








いつものように。


マンション特有の全世帯の集合ポストから、

自分のポストを確認する。

いつも、広告しか入っていないそのポストに、


赤と、青と、白。

そんな封筒。


これは、国際便だ。


差出人は、確認せずとも、1人しかいない。



私はそれを持って階段を上がり、自分の部屋の鍵を回す。

靴を脱ぎ、灯りをつけ、ベッドに腰をかけてはコートも脱がずに手紙を丁寧に開封する。


ああ、キミからの手紙なんて、いつぶりだろう。

何を思って、どんなことを言葉にしたんだろう。

この手紙がまだキミの元にあったとき、

私のことをどんな風に思っていたんだろう。


そんなことを考えて開いた手紙。


私は自分の目を疑った。



"Caro Kotone,


Gennaio 28 ,
Aeroporto di Haneda 20:30.

  Bruno, "






それだけだった。



キミがイタリアに行くというから、懸命に私も負けじと言葉を勉強した。

そのときに見慣れた、キミのイタリア語。


すぐに意味を読み取った。

そして、携帯を取り出す。


1月28日 19:38


なんで、当日に届いちゃうかな、この手紙。

も少し前に届いてくれたら、何か用意したのに。



時間をを確認して、コートを脱がなかった自分に感謝する。

仕事用のバッグから必要な物だけを取り出し、比較的小さな鞄に詰め込む。

靴は先ほど脱ぎ捨てた5cmヒール。


手紙を握り締め、向かう先は決まっていた。



そこに、キミはいる。






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イタリア人の彼氏とか、かっこいいんだろうなと思って。


文中のイタリア語は



”ことねへ


 1月28日

 羽田空港 20:30に


           ブルーノ”



こんなもんです。


唐突に手紙届いて、届いた当日に空港に着くって内容だったら、

嬉しいけど、焦るだろうな。


でも数日前に届いて、その日まで待つってのも

耐えられん。耐えるけど。


早く会いたくて、堪んないですよね。



そんな感じでした。



明日も頑張るぞ。