最近、ようやく自分が躁鬱だということに気づいた。躁の状態の時、自分は最高の人間、万能な人間だと錯覚する。お金もバンバン使う。やたらと自慢話をするし、大言壮語をする。人に対して優越感を持ち、相手には威圧感を与えます。
医者からは「重篤な人格障害」と言われたことがありますが、何がどのように重篤で、何がどのように人格障害なのか、よく分からない。という悶々としたものが残りましたが、簡単に言えば自分をよく見せたいという願望が異常なまでに強く、自分が劣っていると決して認めたくない、自分は何をやっても素晴らしい人間だと周囲に思われたい。もし自分に何らかの瑕疵があるということがバレれば、或いはバレたということが分かれば今度は一機に鬱に落ちていく。鬱に落ちれば引きこもり、他者との往来を拒否する。
このような躁と鬱を行ったり来たりしていたことがわかった。自分の人生はこの躁鬱で振り回されていたに過ぎなかった。
気づけば楽になる。今は静かな気持ちでこれを書くことができている。
酷い鬱だった時期を抜けた後、自分が鬱になったのは〇〇のせいだ。〇〇のせいで自分はこんな目にあった、自分の人生を破壊したのは〇〇だ。返せ、弁償しろ。と思っていた、自分に損害を与えたと私が勝手に認識した人物を激しく憎んだりした。
しかし、実際はそういうわけではなかった。自分が躁になった時に、万能な自分が相手に罰を与える。自分が鬱になった時には相手に情けを求めるを繰り返していた。全てを外に求めていたのだが、全ては自分の内面にある躁鬱症によって自分自身によって創出していた現象だった。
人生はいかなることも自分で作り出しているとよく言われるが、その意味がようやく分かってきた。躁鬱になった原因は自分の人生に対する考え方の甘さにある。他人に過度な期待を持ち、裏切られれば怒り出すというのは甘い考えを持っていたからだ。
今は夏休みなので静かに過ごせる。夏休みの間にゆっくりと体調を整えて、次のステップに臨みたい。