帰ってきたダンナの顔が
能面の様だったのを覚えてる
今はもう記憶が定かではないけど
たぶん2007年頃
ダンナはうつ病になった
原因は上司のパワハラ
ダンナの話を聞いて
確かに酷い話だと思った
当時まだ内科で弱い安定剤をもらっていた
不安神経症の私
そんな私だからダンナの異変には
早く気付いたと思う
近くに精神科を探し
2人で出掛けた
あの受付時に渡される
「ある~ない」までの5段階のテスト?
2人で受け
ダンナは精神科は初めてだし
状態を上手く話せないかな?と
一緒に診察室に入った
ダンナはやはりうつ病
そして私は…
ダンナさんに引き摺られないようにと
ずっと飲んでいた安定剤にもう1種類
薬が出された
ダンナはしばらく
薬を飲みながらなんとか
仕事に行っていたけど
だんだんと休みが多くなり
先生と相談して療養休暇を取った
療養休暇明けまでの間
趣味だったアーチェリーや麻雀もせず
ひたすらリビングのソファで寝ていた
1番安心する所なんだろう
リビングのソファ
その頃は犬も元気だったし
でも私にはソファで
眠ってばかりのダンナの姿が
しんどくて
リビングと台所はキッチンテーブルで
繋がれていたから
私はキッチンカーテンをつけた
そもそも料理は得意ではなかったけど
キッチンカーテンの隙間から見える
ダンナの姿が嫌だった
そして姿が見えないようにしても
聞こえてくるいびき
耳の良い私は
その頃から料理が苦痛になった
そもそもうつと言う病気なのだから
仕方ないのだけれど
療養休暇4ヶ月はさすがにきつかった
不安神経症の私がどんどん出てきて
身体もコントロールが効かない…
昨日はマイナスモードだったので
思わず吐き出してしまったが
早く経緯を書かなければ…
迷走と言えるほど
今の私はプラスモードの時が多いから
そんな気持ちが今
私を生き急がせている
もう戻りたくないから