EU脱退が決まり世界中を混乱させて大迷惑のイギリス。市場は落ち着きを取り戻しつつあるが、イギリス自体はこれから衰退へと進むに違いない。もっとも世界の海を制し世界中に植民地を確保し富を吸い上げていた時代と比べると、十分衰退しているが。
イギリスには子供の頃から何となく憧れがあって、ジャガーに乗るってみたかったリ、007が好きだったり、イギリスのバンドが好きだったり。なんとなくアメリカよりイギリスの方が格調高いような、それはただの勘違いなわけだけど。
実際に私がイギリスに行ったのは2015年だった。西欧、北欧を回る3か月ほどの旅で、イギリスには9日間を割いて、ロンドンを拠点にして近くの街を回ってみようと思ったのだが面倒になってどこにも行かなかった。で、何をやっていたかというと、バッキンガム宮殿の衛兵交代や、ビッグベン、大英博物館、ハイドパークなどを見物し、ソーホーをぶらつき、ホステルのドミトリーに泊まって、パブでフィッシュアンドチップスとビールで乾杯し、などなど。
ロンドンの物価は高く、そのフィッシュアンドチップスとビールは約3000円もして、こりゃ外食ばかりしていてはたまらんと、スーパーで安いものを買って食べたり、移民がやっている食堂で食べたりと節約もした。移民の増加はイギリス国民には非常に迷惑だったわけだが、先進国に途上国の人が流入するのはある程度避けられないことだ。金は稼げるし世界の公用語である英語で生活できるわけだからそれはもう、シャットアウトするよりうまく取り込む方向に進むべきなのに。
加えて将来、スコットランド、北アイルランド、ウェールズが独立でもしたら、連合王国崩壊となり、もう大国ではなく小国でもなく中途半端な国になり、国際社会での存在価値もなくなり、と極東の島国から眺めているととても面白い。