お気に入りのやきとん屋に最後にいったのは3月13日。
まさかこんな事になろうとは思わなかったですよ。
1週か2週に一回程度で通っていたのでいわゆる常連さんではなかったんだけど、大好きな店だった。
もちろん出されるものすべてうまいのだが、とにかく雰囲気がいい。
小綺麗ではない、でも清潔感はある。
大きなコの字型カウンターだけの店内。
椅子は一列につながっているベンチスタイル。
でも座り心地はわるくない。
長居しても気にならない。
お客さんも自分と同じような年配の人が多い。
ときおり若い女性の2人連れが目につくのはインスタなどで見て来た人たちだろうか。
そして
なんといっても一番いいのは、ご主人。
ご夫婦でやられているが早い時間はご主人一人。
壁にお店50周年記念の野球大会の写真が飾ってある。
歴史を感じるというのはこういう事だろう。
当然ご主人はかなりの高齢。
常連ばかりのこの店では矢継ぎ早に「すいません〜」と大声で注文する人はいない。
ご主人の様子をうかがいながら注文をするのが暗黙のルール。
ぼくなんかはタイミングを計っているうちに、なかなか最初のビールにありつけない。
それに声をかけても無視されてしまう。
最初のうちは何度も言うのがはばかられる雰囲気だったのでなかなか注文が出せなかった。
せりの市場で熟練の仕入れ人が「あうん」の呼吸で注文を入れる。
そんな感じじゃないと注文が出せないと思っていた。
でも慣れてくると声をかけて無視されているわけではないのがだんだんわかってくる。
なんか忘れた頃に「え〜と、なんだったけ」とこちらが声をかけている事はわかってくれている。
ゆっくり待つのがルールみたいなもの。
最初にビール中瓶と煮込みの注文が通れば安心。これはすぐ出てくる。
あとはやっと出てきたビールを飲みながらゆっくりと「やきとん」の注文のタイミングを待つ。
やっとやきとんが注文出きるとホッとする。
そうこうしているうちにおかみさんが店に出てくる。
こちらも愛想はよくないのだがご主人よりは頼みやすい。
定番のポテトサラダととんちゃんを注文する。
とんちゃんは串にささってないもつ焼きと言う感じの食べ物。
独特のニンニクが効いたたれというか香辛料をつけてたべる。絶品です。
そしてやっとやきとんが出てくる。
だいたい頼むのはかしら、てっぽう、レバー、しろ、これを全部たれで焼いてもらう。
なぜだかとても懐かしい味がするのだ。
この愛すべきやきとんや、いったいいつになったら行けるようになるんだろう。
たのむぜぃ!

