著者近影 私は「男色ディーノ」という名のプロレスラー。で,アンタが今ここを見てるってことはを読んでるってことよね? そうなのよ。ゲイのプロレスラーがゲイム情報サイトで連載を持っているの。自分で言うのもなんだけど,世も末ね。 で,よく言われるのよ。「“プロレスラーにしては”文章がうまい」って。違うの。逆。そもそも私,プロレスラーになる前はライターだったの。もちろん,今となってはプロレスラーのほうが本業になってしまったけど,何かを書いているときは意識の中ではライターであることのほうが強いのよ,アラド RMT。ゆくゆくは文筆で一発当てて,働かずして印税で儲けて,イケメンというイケメンを札束でビンタしたい。そのために今はプロレスを頑張ってるの。ずいぶん遠回りな気がしなくもないけど。 話が逸れたわね。何が言いたいかというと,私が“プロレスラーにしては”文章がうまい,というのは完全にまやかしなのよ。別にうまくはないわ。ボロを出さないようにしてるだけ。すなわち,短文でつなぐ。これで大概は誤魔化せる。 「吾輩は今のところ名前がまだつけられていない状況の猫である」よりは,やっぱり「吾輩は猫である。名前はまだない」のほうが文章としてスッキリ見やすいし,独特のリズムが生まれるのね。これさえ気をつけときゃ,とりあえずはライターを名乗れるわよ。プロレスラーにしてもライターにしても,名乗ったもん勝ち。あとは仕事が来るかどうか。 では,文章がうまい人とそうでない人の差は何か? ま,ここにはいろんな要素があるわね,DarkBlood RMT。私にも分かんない。分かっていたらもうすでに夜な夜なホストクラブでイケメンを札束ビンタしてるわよ。 ともかく! 今の私は印税で暮らしていくことを夢見る35歳ゲイプロレスラーに過ぎず,どうすれば文章で食っていけるかを日々研究しているわけですよ。そして,その研究結果のうちの一つをここで発表するとしましょうか。 ライターとして売れる売れないの境目を分かつもの,それは「読者がその文章を読んでいられるかどうか」,これがけっこう大きな要素なんじゃないかと。要するに文章なんて,読まれなきゃ意味が無いのよ。 例え「面白くない」という評価をされたとしても,読まれたのであればその文章には意味が生まれるわ。逆に,どれだけ「面白い」という評判があったとしても,読んでない人にとっては文章としての意味なんてゼロなの。だから,読みやすさが重要。そしてその読みやすさを一番簡単に演出できるのが,「短文でつなぐこと」だと思うの
関連トピック記事: