こんにちは、とある学生講師のみーくんです。
初投稿の記事(「ご挨拶と自己紹介」)は、昨日の夜遅くに投稿したにもかかわらず、既に2人の方に閲覧して頂いております。
誰も私の投稿を見ようと思う人はいないであろうと思っていましたので、正直驚いております。
この場を借りて、御礼申し上げます。(良ければ、フォローも…)
そろそろ本題に移りましょうか。
今日は、「中高接続の観点からみた古文学習の問題点」というテーマで私の思いを書きます。
※注意:本稿における「中高」とは、一般的な公立中学・高校のことを指し、中高一貫校はこの例外になると思います。
(この年で、このテーマに言及するのは生意気だとは思いますが、我慢して読んで頂ければと思います。)
このテーマで記事を書こうと思ったのは、私が塾で中学生を対象に古文の授業をする際に、やりずらさを感じるとともに、この思いを皆さんと共有したかったからです。
本論
「中高接続の観点からみた古文学習の問題点」のなかで最も重要な論点は、中学古文と高校古文の間には大きな隔たりがあるということです。
中学古文の学習事項の一つに、係り結びがありますが、子どもたちは係り結びを本質的に理解するための知識(活用形・係り助詞の意味など)を習得していない状況で、それを学ぶことになります。
(現に私がそうでした。もしかしたら、今は違ってこんなことになっていないのかもしれません。そうでしたら、この記事は削除するつもりです。)
正直言って、中学古文では、ほとんどが上っ面のことしか学校では習わないと思います。
ところが、高校に入ってから古典の本格的な授業がスタートし、単語・用言や助動詞の活用・助詞の意味・敬語など様々なことを覚えなくてはなりません。
それゆえ、覚えることが辛くなった高校生が古文アレルギーを発症してしまうのです。
しかし、これはその高校生本人が悪いのでしょうか?
私は、現行のカリキュラムの方に問題があると考えます。
中学校では古文について覚えることや学ぶことが多くないにもかかわらず、いきなり高校に入った瞬間に大量の事項を覚えなければならない状態に追い詰められれば、誰だって古文アレルギーになるのは当然の摂理です。
ですので、私はもう少し中学古文の学習事項を増やした方がいいのかなと思います。
(少なくとも、用言の活用くらいまでは扱った方が、高校での勉強に苦しまないのかなあと考えています。)
ずっと昔からそう考えていますが、学習指導要領がいくら改訂されてもここは改訂されないので、ずっともどかしく思っています。
今日の結論
①現行のカリキュラムでは、中学古文と高校古文では学習事項の量にギャップがあり過ぎる。
②それゆえ、古文アレルギーになる高校生が増える。
③その解決策としては、中学古文での学習事項の量を増やして、高校古文とのギャップを少しずつ埋めていくということが挙げられる。
今回のトピックに関しては様々な意見があるでしょうから、是非とも皆さん、ご意見をお寄せくださいませ。