GW初日夜、子ども2、こども3と「天下鳴動」というボードゲームをプレイ。
雨の日や、夜なんとなく暇だったりすると、我が家の男の子チームで「あれやる?」になります。
最近は、親子で見ている大河ドラマの影響でこのゲームの出番が増えています。
ごく簡単なゲームでルールはおおよそ以下。
1)サイコロをふって、自分のコマを何個、どこに置くかを決める。
2)順番に1)を繰り返し、全員、手持ちのコマを盤面に置いたら、番号順に合戦開始。
3)合戦はコマの多い方が勝ち。
4)勝つと接した地域に自軍コマが動く。
要約すると、それだけ。
上の写真のように、各城に数字の書かれた丸い札(写真の紫の丸い札)を裏にしてランダムに置きます。我が家のローカル・ルールで京都は最高点12で固定
で、最初に丸札を表にする。
上の写真のように各城に番号がつくことになりますが、これが点数でかつ合戦の順番になります。
今回は、清州城が11点で意外に歴史通りだったりして嬉しい一方、首里城がなぜか10点(というのも沖縄の方に失礼)。
で、順番にサイコロを振りながらコマを置いていきます。
上の写真が、全員、配置を終えたところ。
今のところ負けなしで全国統一を為し続けている「豊臣」こども3は、今回は蝦夷から清州、四国まで展開している赤コマ。
安定した戦勝記録を維持し、おそらく次の天下を狙っているに違いない「徳川」子ども2は、今回はこども3と似た配置だけれども小田原を確保している青コマ。
いつも滅びゆく「今川」私は、西国を支配する黄色コマ。すでに上洛しています。
この時点では、子ども2とこども3が羽前で激しく対峙。
私は、内心、せいぜい東日本で相打ちしあえばよろしい、その間に西国を制覇して上洛してやるわ、わはははと思っています。
で、合戦は番号順なので、今回は四国から始まりました。
私とこども3が同点ですが、先にコマを全て置き終わっていたこども3が優先されるルールで、四国はこども3が2点ゲット。
2位の私はその半分の点数(四国は2点なので1点)をゲット。3位以下は点数なし。
子ども2はせっかく配置したものの敗戦。
で、こども3は四国に接する九州、京、西国とコマを展開できます。
このような順番で、次は蝦夷(3)、ついで羽前(4)と続く。
さて、終盤。
ぱっとみ、西国で勝ち進み京都に大軍を率いて上洛した私の勝ちかと思いきや、確保した城の点数を合計すると・・・
東日本を掌握し皆がスルーした首里城(沖縄の方すいません その2)をとった子ども2の圧勝(写真左)。
私は西国を支配し一つ一つの城の点数は高いものの、地域が狭く惜敗(写真下)。
なんと今回は、「豊臣」こども3、初の惨敗(写真上)。
子ども2の勝因は、点数は低いものの順番が先になる城を順調にとって広域に支配し、特に清州城まで入城し、さらに誰も手をつけなかった首里城を確保したこと。
こども3はあまりに広域に展開し過ぎ、緒戦で敗退。
私は点数に目がくらみ、西国で着々と地固めしつつ京都を狙っていたら、限られた地域しかとれずトータルで二位に甘んじたということになるでしょう(目先の欲にとらわれ、かつ臆病な性格が丸出し)。
準備段階のコマの配置で駆け引きがあり(現実なら政治交渉にあたる)、それが最も重要で実際の合戦はあっという間という戦国時代の戦いをリアルに再現していて、プレイ時間も30分程度と簡単で面白い優れものゲームです。
勉強嫌いなこども3をして「ぼく、歴史勉強しようかなあ」と言わしめたという、我が家的に一石二鳥なゲームでもあります。
今、「こういう」ゲームを「楽しむ」のは不謹慎かもしれません(言い訳めくけど、あまり細かなことを言い出すと将棋だって微妙ではないですか?)。
でも、戦争と歴史について親子で語り合いながらできるので、それはそれでいいかなとも思っています。
ホビー・ジャパン「天下鳴動」