終わってしまった時効警察。
今回は、三日月さんが霧山くんラブをモノローグで、結構、露骨に吐露(20代とアラフォーの違い?)。
子供1と、1st、 2ndを改めて見たのですが、「やっぱり麻生さんの服装、可愛かったよねー」と再確認。
我が家全員の服装センスは林家ぺー・パー子さんみたいな感じなので自信はないのですが、今シーズンの三日月さんの私服のセンスは驚くほどアレな感じだったような。
霧山くん、熊本課長さんやサネイエさんの私服は同じテイストのままなのに、三日月さんは人生いろいろな経験で、すっかり私生活が後回しになったか、または霧山くんへの想いが空回りして服装がアレという設定でしょうか。
最終回。
ホントに悲しい。
今週から、私は何を糧に生きていけばいいのでしょう。
出演者、サティの音楽、謎のテープ、学校という設定、水泳部と写生クラブ(普通、美術部。シャセイ・クラブという音が生/性を暗示していてよかった)、FBIと広域捜査官、役名(東雲→朝霞とか)で、「熱海の捜査官?」オマージュばりばりだったと思いますが、それだけでもない気が。
事件発生が平成7年という設定でした(?録画してないので見直せません)。
平成7年(1995年)だと、二階堂ふみさんとか、あと名前がわからなくてうちでは「ランチパックの彼」と呼ばれている彼のお生まれになった年とほぼ同じです。
その頃、高校生って、私のちょい下くらいの世代。
もちろん「わざと」年齢が合わないようにしているのでしょうから、なんか意味があると思うんですけど、なんでしょう。
すぐ思い浮かぶのは、神戸の震災、オウム事件です。
学園の名前も聖「ノストラダムス」だし。
あと、松重さんが演じた只野教授ってあの作品の先生と同じ名前です。
で、マサチューセッツ大学ダートマス校の心理学の先生という設定だった(確か)。
同校で有名な先生って私は探せなかったのですが、マサチューセッツ大学って、ラブクラフトの小説で何度も出てくる「ミスカなんとか大学」のモデルです。
「僕が趣味でやっている」妄想だとラブクラフト要素もちょっと入れたのかなと。
「あちらの世界」でも大変な災厄が起きているし。
あと、ランチパックの彼の恰好、中原中也の有名な写真の格好に似ていると私は思いました。
ネットだと「悪魔くん」(? 私は未見のドラマ)オマージュとされています。
中也といえば園子温さんですけど、なんか関係あるのか、やはり私の妄想か。
で、彼が運ばれる地下道みたいなところは、熱海の捜査官のあそこでは(子供1はそう言っていましたが、私は自信がない)
それに、霧山くんへの後催眠暗示のキーワードが、クーパー捜査官の好物で星崎さんが苦手なあれだったのもよかった。
もうファン・サービス、バリバリですね。
ラスト・シーン。
泣けました。
「何を言っているのか」わからない(悲しみでわからないのでなく、練習からうまく言えない設定でした)、そして顔をくしゃくしゃにして泣きながらのあのシーンは、麻生さんの女優魂を見た感じです。
私が初めて麻生さんを拝見したのは、いろいろ間違った感じの「キャシャーン」でした。
「キャシャーン」の印象は、謹慎中のあの方の過剰な演技と、唐沢さんの空回りと、麻生さんの綺麗な横顔だけです。
後は覚えてません。
霧山くんの最後のセリフ。
家族全員で「うぉー!!」と盛り上がったところで、我が家で議論が。
子供1「これ、絶対、細田守の<時かけ>だよね」
私「いや、あれはローラ・パーマーの I will see you again in 25 yearsだって。事件も24年前という設定だったし(←1年ずれているのガン無視)」
子供1「何それ、知らない」
私「三日月さんが何を言っているのかわからないのは、声の逆回しのようにしているんだよ」
子供1「・・・観てないとわかんないんだけど?」
私「(構わず)映画版のツインピークスの冒頭に出てくる、真っ赤な髪で服装の女性が口とんがらかしてわけわかんない表情して出てくるんだけど、あれだよ」
子供1「・・・だからわかんないよ、パパ」
私「(勢いが止まらず)そもそも、あの後から来た新人の刑事さんのがんばります!のポーズだって、最後のローラ・パーマーの変な恰好に似ているよ」
家内「うるさいなあ・・・・・いいシーンをぶち壊さないでくれる?」
すいませんでした。
あ、あと、以上、お話ししたことは、すべて僕の趣味で考えだしたものです。
番組は時効を迎えましたので、この件はあなた以外の誰にもお話しません。
皆さんにご心配をおかけするのもご迷惑だと思いますので・・・・これ、「このブログ、誰も読んでくれてませんよ」カードです。
ここに、僕の印鑑を押しますので、お持ちください。
三木聡監督「時効警察はじめました」 テレ朝系 2019年10月~同年12月