こんばんは。

メンタルコーチ 平沼 千佳です。


今日の記事は「観念」のことに関して。


私たちの中にはみな、「わたしはこうありたい」

という観念が存在します。


その「わたしはこうありたい」という観念は、

たった一人では達成できないため、


「わたしがこうであるために」

「あなたはこうでありなさい」

という観念も同時に存在します。


この時、

「わたしはこうでありたい」という観念と、

「あなたはこうでありなさい」という観念は、


一見すると違うものに見えますが、よくよく考えてみると「同じものから生まれている」ということが分かりますよね?



一般的に、潜在意識の世界で、


「他人は自分である」

「他者は自分の鏡である」


と言われているのはこのためです。


自分の中にある観念の中で、

わたしたちは選りすぐって


「これは自分のものにしておこう」

と言う感じで決めた後、


「じゃあ、残りのは自分のだけど、

自分が持っていないものとしておこう」


という感じで他のところに、

それを映し出そうとします。


つまりそれが「投影」だということです。


投影の法則はある意味、これは私たちのことを解放してくれる、ほんとうに素晴らしい真実です。



でも、わたしが「ある意味」

と書いたのにも理由があります。


それは、 

「だとしたら、自分と他人の境目が

なくなっちゃうじゃないか」とか


「だとしたら、嫌いな人も自分だと

認めなきゃいけないじゃないか」


と、変な風に頑固になって

余計に苦しんでしまう人もいるからです。


わたしからすれば、「そこ」を越えればすべてのことが楽に捉えられるようになるんだけど、


どうも人は確固たる「自分はこうである」

を守りたいように思います。


そんな頑固さから少しチカラをゆるめることが出来たとき、素直に自分の現実が見れるようになるのかもしれませんね。


{A90733D4-5DD2-479A-8AC1-7C4F6BD0052F}


で、話を観念に少し戻しますね。


わたしたちは誰もが皆、

「自分とはこうであったほうがよい」

というのを持ち合わせているので、

そのキャラを構成してくれる

「他人」を周りに集めます。


他人という存在は、ごく一部の姿しか

私たちの前には見せません。


というか、他人という物質・物体は目の前に存在していたとしても、本当の意味での「他者」というのは、「自分の中にしか存在しない」生き物なんですよね。


ってことは、


目の前に見えている物体(他人)に

どんな解釈を塗りたくっているのか?というのは


自分が「どんな他人が自分の周りに多いのか」

ということを考えれば、

すぐにわかってしまうということなんです。


そこから更に、色々な角度で解釈を広げていくと

他者に対する解釈とともに


「自分の中で信じ切っている

【わたしとはこうである】という観念」

 

が見えてくる、というわけですよね。

これほどシンプルで面白いことないと思います。



例えば、わたしの周りはどちらかと言えば

そうですね


「しっかりモノ」がとても多いです。

というか、「増えました」という感じです。

昔はそうではありませんでした。


今は多くの人に頼って生活をしているし、

仕事もたくさんの人のチカラを

借りているのでわかるのですが、


昔はもっとこう、

「自分がやらなきゃいけない!」

という人間でいたかったように思います。


色々なことがあって、

今のわたしはきっと自分のことを

「出来ない奴」だとか

「どうしようもないところもある奴」

という前提で生きている気がします。


ただし、その前提に対して

ネガティブな念はちっともありません。


一人で生きているなら「どうしようもない奴だ」

という前提に対して、ネガティブになったり

不安な気持ちになったりするでしょう。


でも、今はこうして

潜在意識のことがわかるようになったので、


「自分と世界はひとつ」だ、

という感じに思えるのです。

自分と他者は、共同体だ、というか。


「わたしの世界は、わたしとわたしの周りで出来ている」という感じです。


だからね、「わたし個人」が偏っていたり

欠けていたり、何かが出来なくたって、

「全体的に見て、パーフェクト」であれば

それでいい、って思ったんです。


「出来ないこともいっぱいある」わたしと、

「それを支えてくれるしっかりモノの周り」

という関係図は、


どちらが他者で、どちらが自分である

とかどうでもいいんです。


「総合的に、わたしである」のだから、

わたしが別に出来ないことがあったって、

いいんやね?って感じになったんですね。


そうともなると、

自分の欠点を探してどうのこうの

埋めようという気もなくなります。


「ちゃーんと自分の願いは

自分と自分の外周がセットになって

叶えてくれている」のだから。


この世界はすごいな、と思うわけです。


今日もら最後まで目を通していただき、
感謝です 


ベルランキングに参加しております♡

応援クリックでペタ代わりに愛の1ポチを

よろしくお願いいたします。

平沼千佳プロフィール