大阪出張中に、串カツ屋に行きました。
必ず書いてある「ソース二度づけ禁止」の張り紙。もう合言葉になってます。この表現、東京だったらどうなるでしょうか。多分、いや絶対、「他のお客さまのご迷惑になりますのでソースの二度づけはご遠慮ください。」となります。
それが良いとは云いませんが柔らかくて、遠まわしな表現です。そこへ行くと大阪は云いたい事をズバリと分かりやすく直接的な表現です。英語表記に似ていなくも有りません。
「両替お断り」の英語表記は「No Exchange」が簡単明瞭。私が見た中で「We are very sorry, but we are not able to accept to change the money due to a request of police authorities.」 (当局のお達しにより誠に申し訳ございませんが両替はお引き受けいたしかねます)なんて、何が云いたいのか良く分からないのが随分あります。
ひねくれた見かたをすると東京表現は「禁止では有りませんが、自主的に遠慮して下さい。」と自分の責任を回避する官僚的で頭脳的な表現方法です。自分で決定すると責任を問われるので、辞職勧告とか自主退学を要請するとか、実質的に強制なのに相手側に責任を押し付ける嫌らしさが見えてしまいます。その点、大阪は「禁止」とハッキリ云い、店の決定で有る事が明確です。「クビッ!!」と「別の道を探された方が・・・・。」の違いでしょう。
本音で生きる大阪と、体裁を重んじる東京の文化の違いが見てとれませんか。
多分私の考え過ぎです。
串カツはこんな面倒なこと考えながら食べるものではないですもの。