久々に文章を考える必要があったので、とある登場人物の台詞として『幸せ』を投げかけてみました。
推敲足らずの文ですが、彼女に共感、反論する相手が欲しいなぁと考え中。
さあ、休憩の時間よ。
忙しい毎日から離れて、謎解きしましょう。
今、あなたは幸せ?
念願叶って憧れの大学に進学し、友達に誘われて入ったサークルで最愛の人を見つける、充実した毎日かしら。
それとも、面白くもない授業に机の下で携帯をいじり、なんとなく疲れきった体で2時間かけて帰宅する、曇った毎日かしら。
…あら、まだ自分が幸せかわからないの?
じゃあこれならどうかしら。
この世界ではたった1秒間に2人の人間が死んでいるの。
4秒経てば、1人が飢餓で死ぬ。
…遠い国のことなんてわからないですって?
まだ記憶に新しい東日本大震災では、15000人以上の方が亡くなっているわ。
その内9割は水死。
津波の中には、大量のヘドロや重油などが含まれていたから。
肺に入った有害物質に身体を侵され、もがきながら沈んでいったのかもしれない。
こんな話を聞いた後なら、この場にいる誰もが、私は『幸せ』だとか『恵まれてる』だとか言い出すのかもしれないわね。
でも『幸せ』っていうのはそんな醜いものじゃないのよ。
よく考えてごらんなさい。
自分より不幸な者を知ることで『幸せ』を知覚できるなんて酷い話だとは思わないかしら。
…それならどのように我が身の幸せを見つければ良いのか、ですって?
簡単よ。
幸せというのは、不幸な自身を認めた瞬間生まれるもの。
自分が『幸せ』と感じれば、それは自分の『不幸』を認めたことになる。
『当たり前』の喪失。
私の話す意味がわからないかしら。
あなたの耳が、私の口から発する空気の振動を感じることは、本当はとても素晴らしいこと。
一時的な難聴に苦しめられた者ならこの素晴らしさがわかるはずよ。
幸せとは、『当たり前』が『当たり前でない』と気づく能力のことなの。
私の言葉を聞いて。
目を閉じてみて。
心地よい微睡みがあなたを襲うわ。
目を開けてみて。
周りの見知った顔があなたを見ているかも。
息を吸ってみて。
少し乾燥した美味しいとは言えない空気があなたを満たす。
窓を開けて。
自然の音と風があなたにまとわりつくはず。
幸せとは、こういうことを言うのよ。
何でもない今日が明日もやってくる。
ただそれだけで、そこに『幸せ』があるの。
ある人はこういったの。
私は生きることに夢中だ。
人生の変化、色、さまざまな動きを愛している。
話ができること、見えること、音が聞こえること、歩けること、音楽や絵画を楽しめること、それは全くの奇跡だ。
ルービンシュタインの言葉よ。
彼のように、当たり前の奇跡に気づいて、夢中で人生をかけるか。
それとも、何も気づかずにのうのうと、自分の身の若干の不幸を嘆いて死んでゆくか。
後者の方が幸せなのよ。
あら、意外に思ったかしら。
だって、自分が出した謎解きの意味を否定しているんですものね、私は。
でもこの考えは七並べのジョーカーのようなもの。
一生持たずに歩む人生もいいけれど、ジョーカーを使って戦略を練る人生もありではなくて?
だって、私たちは、幸せになる為の努力が許されているんですもの。
当たり前を享受する努力が。
たった20年程しか生きていない小娘の戯言、と一蹴していただいて構わない。
ただ、あなたが明日を…未来を捨ててしまいたいくらい追い詰められた時、窓を開けて外の世界の音を聞いてみてほしいの。
我が身の不幸を知覚したあなたに、『幸せ』が舞い降りるから。
あなたの頭の片隅に残る私の言葉が、あなたの明日をつくれたら、それだけで私は幸せ。
以上、傲慢にも愚考が過ぎたようね。
さあ、この文を、簡潔に、わかりやすく、万人受けするように、書き換えなくては。
なんだか、何度も顧問から聞いたような発想!笑
とりあえず、文字数は減らさねば…。
三分間で話せる内容制作が課題なのです。
きえきゃっと☆
