leben und...

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ドイツの生活、そしてドイツを思い出しながら送る日本の生活などをゆるく書きつづる。

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かつて、意識してドイツの映画を探して観ていた時期があったのですが、

ここ数年自分の生活に映画鑑賞という時間が入り込む隙間がなくなってしまって、映画そのものがあまり観られなくなってしまった。

もっとも私の場合、映画館の音量や画面の大きさが少し刺激が強すぎるので、ほとんど自宅での鑑賞に過ぎなかったのだけど。

 

ここ最近、内容を選べば子どもと一緒に映画を楽しむという選択肢が生まれてきた。

場合によっては途中で切って2日に分けたりして。

そんな中、特に子ども的に猛烈大ヒットだったのが、エーリッヒ・ケストナー原作の映画、『飛ぶ教室』である。

原作とは異なり、映画版では主人公が通う寄宿学校が、ライプツィヒの少年合唱団で有名な聖トーマス校ということになっているので、映画ならではの面白さもあったりする。

映画としては、やはり子ども向けに作られてるな!という印象が強く、2002年公開の映画とあるけども、それを読むまではもっと昔の映画だと思った。

登場する子どもたちのキャラクターがとても上手く表現されていて、時代の違いとはいえ子ども同士の抗争の凄まじさと、それらをめぐる大人の受け止め方に懐の広さを感じてしまったが、映画そのものは所謂「いい映画!」と言えるものではない。

なんとなく、拙さを感じてしまう。

が、物語の重要人物でもある「禁煙さん」役にセバスチャン・コッホが登場するので、

なかなかびっくりするのである。

 

セバスチャン・コッホは、2006年公開の名作『善き人のためのソナタ』で主演を演じていて本当に素晴らしくて感動してしまったのだけど、『飛ぶ教室』に登場する彼は、どこか異なる世界に迷い込んできた人間のような感じさえする。もちろん、全く悪くはないのだけど。

 

あまりに映画版『飛ぶ教室』にハマってしまったので、折角だから原作を子どもと一緒に読んでいる(というか朗読している)。

児童文学のはずだがなかなか濃厚な内容で、終盤では読みながら思わず涙してしまう。

 

あまりにハマったので、最近はケストナーの他の作品を読もうと思い、これまた子どもをダシにして『エーミールと探偵たち』を読み始めている。

するとこれがまた、翻訳の問題もあるかもしれないが、『飛ぶ教室』とは全く異なる文体、ユーモアとリズム感でとても楽しいのである。

だから映画版も購入してしまった。まだ観てないけど。