2026年3月22日
朝から穏やかな晴天でした。
5回目の月命日
今日は家を空けないように
用事があっても私と妻のどちらかは
居るようにしています。
息子の友達のことで感じたことがあり
綴っておきます。
卒業式の日、久しぶりに見る6年生は
背も伸びて大人っぽく成長していました。
式が終わり校長室で息子の卒業証書を
受け取る時に、クラスの子が2冊の日記と
ベイマックスのぬいぐるみを渡しに来て
くれました。
息子が旅立ってから、ずっと一緒に教室に
いたベイマックスといつも皆んなが書いて
くれていた日記です。
日記は保育園からずっとクラスが
一緒で大親友のA君が持っていました。
ベイマックスは、ある女の子(Bちゃん)が持ってきてくれました。
卒業式の間、ベイマックスが一人ぼっちに
ならないように席を移動する時や
退場する時はBちゃんが抱いてくれていました。
Bちゃんは4年生の頃から息子と同じ
クラスでした。
授業中に先生の話を聞いていなかったり、
ふらっと教室を出てどこかに行っちゃったり
するんだと。
たまに息子がBちゃんのことを話すことが
あり、私はよく覚えていました。
皆んなと同じ行動が出来ない子がいても
不思議ではありませんから
個性が強い子もいるだろうなと思い、
自由だねーとその時は話を聞いていました。
授業参観がありました。
私は息子がどんな様子で授業を受けているのかとても楽しみでした。
息子とBちゃんは同じ班のようで、
Bちゃんは息子の前の席でした。
授業の間、Bちゃんはずっと横を向いて座り、後ろの息子の机に肘をついて、息子になにやらちょこちょこと話し掛けている様子が見えました。
息子は真面目に先生の話を聞いています。
でもBちゃんを無視したりあしらったりせず
話を聞いてコソッと笑ったり
Bちゃんの話に少し乗っている様子でした。
(その辺は息子らしい大らかな性格かな)
時々班でペアになって話し合いをする時でも
全然関係ない話をしたり、
息子の消しゴムに鉛筆で穴をあけたり、
取ったまま返してくれなかったり、
お茶目なことをする子だと教えてくれました。
先生からするとちょっと注意が必要な子
のように見えていたのかもしれません。
息子もたまにBちゃんと一緒に
授業中に喋っていて自分も先生から
怒られたとか、Bちゃんがちょっかい
出してきた。
なんて言うこともありましたし、
男の子っぽいサバサバした印象の子でした。
Bちゃんのことで特に印象に残っている
ことがあります。
息子が3回目の手術をすることになり
学校をしばらく休みました。
手術は成功し、術後10日ほどで退院。
丸一日学校に行かせるのはまだ不安があり
車で送迎し半日ほどで帰っていました。
ある日学校まで車で迎えに行くと
息子に付き添ってBちゃんが1人で
玄関まで見送りに来てくれました。
その時思ったんです。
自由だなと思っていたBちゃんは、
きっと人に寄り添うことができる子
なんだなと。
人の痛みが分かるような
優しくて芯の強い子なのかもと。
たった1人で見送りに来てくれたBちゃんの
本当の内面が見えた気がしました。
5年生になりBちゃんも同じクラスでした。
息子が家に何度か友達を連れてきて
ゲーム大会をしたことがあります。
男の子が3人、女の子2、3人でした。
そこにはいつもBちゃんがいました。
あの時、息子を学校の玄関まで見送りに
来てくれたBちゃんは、背がすらっと
伸びてお姉さんになっていました。
相変わらず授業中に歩き回ったり
どこかへふらっと出ていくことは
続いていると息子から聞いていました。
男の子っぽい言葉遣いのBちゃんですが
私と妻にはこんにちわ、お邪魔しますと
丁寧に挨拶してくれたことを覚えています。
その後も手術で入退院があり
息子は5年生の11月から学校に通うことが
出来なくなりました。
息子が旅立った翌々日
担任の先生と一緒に
A君とBちゃんがクラスの代表で息子に
会いに来てくれました。
A君もBちゃんも泣いていました。
Bちゃんの目は真っ赤になり
とても沢山、息子を想って哀しんで…
私達も胸がギュとなりました。
ありがとうね。と何度も2人にお礼を
伝えました。
そうたも喜んでるよと。
前からなんとなく気付いていましたが、
Bちゃんは息子に好意を持っていたのかも
しれません。
息子は全く気付いてなかったと思いますが。
妻が「おーい、A君とBちゃん来てくれてたぞ」
「女の子泣かしちゃダメじゃないか」と
息子に言っていました。
卒業文集のBちゃんのページには、
6年生になって変わったことがあると
書いてありました。
授業中にふらふらどこかへ行くことはしなくなり、授業に集中できるようになったと。
先生や友達が諦めずに支えてくれたから変われることができたと。
そして息子についても触れていました。
「大切な人がいなくなってしまった」
「頭も目も痛くなるくらい泣いた」と。
Bちゃんの優しさに触れて、
人に寄り添える子なんだなと改めて思いました。
ずっとずっと息子のこと想ってくれて
ありがとう。
卒業式の日、ベイマックスのぬいぐるみと
一緒にいてくれてありがとう。
息子の友達でいてくれてありがとう。
A君やBちゃんの中にしかいない
息子の存在を、大切に心の引き出しに
持っていてくれると嬉しいです。