こんにちは。
昨日に引き続き、今日も新作のそば猪口をご紹介します。
私がかつて務めていたホテルのブランドマークの扇子。その扇子をモチーフに、当時は色んなモノを企画、制作していた記憶からこのそば猪口を描こうと思いつきました。
もともと扇子は好きでした。使うより眺めてるほうが多かったかな。持ち歩くだけで満足してたり。実際、世界一周した時もずっと持ち歩いていて、使った記憶は…??その扇子の柄は大相撲で、力士が土俵でぶつかりあって、観客が興奮しながら見ている絵が描かれたものだったので、日本が懐かしくなると広げて眺めていました。
そんな経験からもこのそば猪口の絵柄が生まれたのかも。
扇子は5つあって、
「松の柄の着物美人」
「梅の花」
「日の丸」
「竹林」
「富士山」
がそれぞれに描かれています。まさに、『ザ・日本』って感じで郷愁モード全開です。うーん。
梅と竹以外は、初めて描くモチーフだったので、楽しかったです。特に、平安時代の着物姿の女性の長ーい髪を描くのは、繊細なやわらかさが出せるかと緊張しながらも一気に筆を滑らせ、等間隔に線を入れるという、呼吸の止まる作業でちょっと快感すら感じました。
これは、限定2個で鎌倉のお店に並びます。
もちろん、鎌倉の文字入り、鎌倉オリジナルです。
若宮大路の和小物屋さんを見つけたら、覗いてみてくださいね。
そんなわけで、約3ヶ月ぶりにお店に顔を出しましたが、オーナーも変わりなく、地震の被害もほとんどなく、本当に良かったと安心しました。私のそば猪口たちも、歴代のものがずらっと並んでいて、久しぶりに旧友にあったかのようでほっとしました。
まったく商売にはなっていないものの、私にとって染付けの最初のビジネスであるこの仕事を、今年もあと8ヶ月、大事に大事に続けていけたらいいなーと、思ってまた、新しい作品創りに勤しみます・・・
Android携帯からの投稿