UPにしばらく間が空いてしまいましたね汗
気がつけば7月、一年も折り返しを過ぎたところでなんですが、
予告どおり、昨年の『心に効いた映画』ベスト3を発表しましょう。



独断と偏見で、まずはノミネート作品から。



君のためなら千回でも(2007年 米国 / 監督マーク・フォースター)

お稽古の極み


貧富の差の中で生まれた少年同士の友情の物語ですが、
とぉーーーってもラストが泣けます・・・
私はこういう友情に憧れてしまうなぁ。女性にはきっとないでしょう。
また、
戦前のアフガニスタンがこんなにも美しい国だったなんて驚かされます。
子ども達の凧揚げ大会は、日本の古き良きお正月の風景だし、
人々の生活も、自然もに逆らわず淡々と流れているような・・・





さて、二つ目の映画は・・・

こころの湯 (1999年 中国 / 監督:チャン・ヤン
 
お稽古の極み

この映画の舞台は北京です。
でも、日本のどこかの町でもありそうなストーリー。
とてもベタな展開だけに、役者の名演技が光る美しい涙が流せる作品です。




続きましても中国の映画、2本続けて

あの子を探して (1999年 中国 / 監督:チャン・イーモウ )  

       
お稽古の極み
 
まさに、「あの子」を探しに行く映画ですが、探し方が切な面白い。

ある貧しい山村の小学校に“生徒が一人もやめなかったら褒賞金をあげる”といわれ代用教員に来た少女は必死に生徒を見張っていたのに、ある日やんちゃ坊主が家庭の事情で出稼ぎに行ってしまった。始めはお金のため、と思っていたこの少女の心が次第に変化し、子ども達との絆を深めていくところが、親心的にジーンとくる映画です。





至福のとき (2002年 中国 / 監督:チャン・イーモウ )


お稽古の極み



この映画も、中国という大陸の貧富の「貧」の部分が色濃くでています。
そういうところがまた人の感情のピュアな部分をつついてくるんですよね。
チャン・イーモウ監督って、どうしてこう切ない話を上手く撮れるのかしら。





続いてのノミネート作品はこちら。

ニクソン×フロスト (2009年 米国 / 監督:ロン・ハワード)

お稽古の極み



ウォーターゲート事件によって大統領辞任に追い込まれて以来、
沈黙を守り続けたリチャード・ニクソン。
全米進出を狙うテレビ司会者は、誰も成し得なかった"ニクソンからの謝罪"を
引き出すことで、ジャーナリストとしての名声を確立しようとしていた。

全米を釘付けにする4日間の戦いを臨場感たっぷりで映像化。
やっぱりうなるのは、フロストが全財産をなげうって
この勝負に人生を賭けたことですねぇ。
男性陣にとっても、この男っぷりには惚れてしまうのではないでしょうか。


今のご時世、守りの時。
こういう度胸のある生き方は、ある意味起爆剤になるのではないでしょうか。
自分の資質を見抜くこと、自分の生きる場所を見定める力、
この2つの能力を持ちあわせることが、幸福になる近道かもしれませんね。






まだまだノミネートは続きます。

単騎、千里を走る。(2005年 / 中国・日本 / 監督:チャン・イーモウ)


                    お稽古の極み


高倉 健さんの映画を実は観たことなかったけど、
これが初で良かったと心から出会いに感謝。
チャン・イーモウ監督の映画は心の奥から震えるほど涙。
素人がリアルな世界演出するのも魅力のひとつですね。



ウォー・ロード (2009年 中国 / 監督:チン・シウトン)

お稽古の極み

まずこの豪華な面々!!しびれます~~!!!
しかしキャストに見とれていただけではありませんよ~
しっかり、ストーリーも追っていました。
公開時はレッドクリフⅡに隠れていたけれど
私はむしろウォーロードの方がおもしろかったと思う。

レッドクリフⅡは、聡明で勇気ある小喬という女性が夫、周瑜を助ける為、
自ら戦にからんでいくという愛と勇気の美しいストーリーだけど、
ウォーロードではリィエンという魔性の女が2人の男をとりこにして
最後には純粋な男の友情と絆を壊してしまうという人間臭いドラマ。
三国誌では王允と董卓と呂不と貂蝉の関係がちょっと似てるかな。




My mother is belly dancer 2006年 香港 / 監督:リー・コンロッ

お稽古の極み
 

現状打破、心機一転、自己啓発。
これを観れば、必ず過去の経験を回顧しつつ元気を取り戻せるでしょう。
主婦だけの話と思うなかれ!!




ドラゴン・キングダム 2008年  中国 / 監督:ロブ・ミンコフ


お稽古の極み



これは、劇場で観たかった・・・(悔)
ストーリーそっちのけで、ジェット・リーVSジャッキー・チェンの
バトルシーンを何度も何度も観てしまいました。
勝敗も関係なく、虎拳や酔拳など二人の技に惚れ惚れ。ホントに素晴らしい。
カンフー好きにはたまらない魅力的なキャスティング、それだけで五つ☆進呈。




This Is It (2009年  米国 / 監督:ケニー・オルデガ

お稽古の極み


やっぱりねぇ、これは感動作です。
ドキュメンタリーがこんなにドラマチックに出来上がったら
コンサートを超えるものがあるんじゃないでしょうか。
今でも、マイケルのあのダンスを思い出すとゾクッとします。
良い意味で刺激物デス。

生きていると色々あるけど、希望を持って
全身全霊で生きていることをエンジョイしなきゃ損だビックリマーク

と映画を観終わると励まされます。
マイケルは、今も生きていると思いますね、本当に。





ルディ  (1993年 米国 / 監督:デヴィッド・アンスポー



お稽古の極み

 「ルディ」は実在する人物の物語。
ピッツバーグの労働者家庭に育ったルディという青年が、
学歴も体型も運動神経も及ばないのにフットボールの名門、
難関のノートルダム大への進学を目指していく、そして・・・という青春もの。

クライマックスで、とたんに涙がどーっと出てしまいました。




 運命を分けたザイル (2003年 英国 / 監督:ケヴィン・マクドナルド

お稽古の極み

山岳映画の傑作だと思います。
舞台は南米
、アンデス山脈の難関のシウラ・グランデ峰(6600m)の
ほぼ垂直にそびえる前人未踏の西壁です。
その登山シーンの怖ーいこと、怖いこと。
イギリス人登山家のふたりは、見事登頂するのですが、
下山中に悲劇が起こり・・・
生と死に直面するふたり。そしてどうなるのか!?
手に汗握るノンフィクションフィルム。



      
 オール・アバウト・マイ・マザー (1998年 スペイン / 監督:ペドロ・アルモドバル

お稽古の極み

最愛の息子を事故で失ってしまった母親の、
死を乗り 越える魂の軌跡を描くヒューマンドラマ。
テーマは重たいですが、スペイン人らしく強くたくましく
潔い人間性がとても好感が持てます。
舞台はバルセロナ。
なんてったって、画が全編オシャレなんですよねー、ステキキスマーク







さて、ノミネートも佳境に入ってきました。
残り3作品です。


愛と青春の旅立ち (1981年 米国 / 監督:テイラー・ハックフォード)


お稽古の極み

リチャード・ギア半端ない男前ですねぇ。
よくぞこの方を映画俳優になさいました、神様。
バイクに乗る姿もステキだけど、
教官のシゴキに絶える姿も愛嬌あり。
大変な名作に改めて拍手パー




SPIRIT
 (2006年 香港 / 監督:ロニー・ユー

お稽古の極み

なんと・・・ジェット・リー最後のマーシャルアーツ映画。
本当に強いジェットの、正真正銘カンフーを観て
何も感じない人がいるでしょうか。
確かにこの映画を観ると「ジェットのこれ以上はない」かもと思う。
カンフーを通して成長してきたジェット自身のSPRITが描かれてます。
彼のカンフーは正しく美しい!!




青いパパイヤの香り (1993年 仏・ベトナム / 監督:トラン・アン・ユン)

お稽古の極み
 


奉公人から、後に一家の長男の友人に見初められて玉の輿に乗るというお話。
素朴なストーリーはベトナムのゆるやかな時間や熱帯気候、
哀愁、貧富の差が描かれた映像によって厚みを増してます。




さてー。
この16作品のなかから2009年、私の心に効いた栄えある3作品は・・・


君のためなら千回でも(2007年 米国 / 監督マーク・フォースター)
 

お稽古の極み


This Is It (2009年  米国 / 監督:ケニー・オルデガ

お稽古の極み



SPIRIT (2006年 香港 / 監督:ロニー・ユー

お稽古の極み



でしたーーーークラッカークラッカークラッカークラッカークラッカークラッカークラッカークラッカー

やっぱりそうですよね、という1作品はあろうかとは思いますが
私は日常の奥底に眠ってしまっている心のひづみみたいなものに
訴えかけるストーリーに惹かれるのです。

疑似体験でもそういう「ひづみ」を揺り動かされると
観た後にスッキリしてさっぱりして気持ちがラクになるんです。
そういう映画をこれからも沢山出会いたい!!!




と気合を新たに入れなおして今年後半も観まくるゾーグーグーグー