新しい会社では順調に働けています。



転職して2ヶ月半、すべてがスローペースなことに慣れました。
というとおかしいですが、民間企業でアクセク働いてきた私にとって
今の会社の歯車の大きさにやっと体が馴染んできたようです。



ところが・・・。



2月からは人事異動があり、
結果私はそのフォローに当たることになりました。
今までと違う新しいリズムの始まりです。



さて。



会社の近くに「どんぐり」という韓国料理屋さんがあって
普段は社員食堂でランチの女子社員たちが、
その店と懇意な次長の好意でご馳走になっているお店です。



いえ、正確には「お店でした」。



一昨日、惜しまれつつ「どんぐり」は閉店しました。
この不況のあおりでヘビー客だった会社が引越ししたからです。
なんとも切ない・・・



それで先週、有志メンバーで最後の晩餐におじゃましました。
最後なので、オモニたちが作る本場韓国料理を
キッチンに入ってみてもいい!というイベント付でした。



お稽古の極み



早速、エプロンをしてカメラを構えてキッチンにお邪魔すると
数人で狭いキッチンは身動きできず。
どやどや押しかけたのにもかかわらずオモニは笑っていました。



写真は、次長が家で仕込んできたという、肉味噌。
そんな持込みものも、だまって焼いてくれています。



ううう、いい匂い~ラブラブ




お稽古の極み



レシピを見たい料理を注文して、キッチンで見学。
豚キムチ、チヂミ、チャプチェ、玉子焼き、牡蠣フリッターなどなど。
なかなか、これは面白かったです。



お稽古の極み


できあがってきた料理をみんなで堪能しつつ、
あらためてその美味しさに感激。
こんな良いお店が閉店なんてつくづく惜しい。



レシピを見たって、やっぱり同じ味は出せないですよね。



最後は、真っ赤なお花で一杯のアレンジメントを
オモニにプレゼントして、全員で写真をとってお別れしました。
1ヶ月程、お店の処分作業をしてオモニたちはソウルに帰ります。



ソウルでの生活の方が、日本よりも保障がある、ということ。



ゆっくりと着実に衰退していく日本の、ほんの始まりを
見た気がしました。
私たちがこれから作る日本の方向性を真剣に考えなければ。