この週末は、秋の染付け展示会に出品する作品に
取り掛かっていました。
なにせ、課題があるもので・・・
その課題とは、「漢字一文字を使った染付け」。
つまり、平皿に描く図案のなかに何かの漢字を一文字を入れる、ということ。
漢字一文字といえば、私には真新しいものが。
3月に結婚した友人へのお祝いに新郎新婦の名前から一文字と、
仲間からお祝いの言葉一文字ずつをもらって描いた平皿があります。
こんな作品を作っていたんです。
漢字の一部を野菜や果物にして描いてみました。
四苦八苦しましたが、楽しかったナー
っていうことなんですが―――。
今回は用途が違うので、季節感のあるものを描いてみようかと
いう気になり、あえて苦手な写実にも挑戦してみることにしました。
近頃、山形辺りでは紅葉が始まったというニュースも聞こえますが・・・
私のテーマは『秋』、モチーフは『もみじ』、漢字は『紅』です。
でもですね、ちょっとした難点があります。
課題はあくまでも染付けであること。
だから呉須を使わねばなりません、色は当然藍です。
果たして、藍色で描くもみじは邪道か、否か。
すごーく葛藤中。
もみじが描かれた作品て、どれもこれも赤でしか表現されていません。
行くべきか、戻るべきか・・・。
でもとりあえず、PCで加工して、写真の上の方にあるように
青いもみじを作ってみました。
で、紫インクでまずは当たりを描いてみたんです。
イメージしてたよりは美しいかと思うのですが、どうでしょう
ちなみに、これは去年描いたアジサイという作品なんですが、
葉っぱのダミの感じが、今度のもみじでも出せるといいな~
と思い描いているのです。
こんなもみじ、どないなもんでしょう
ところで肝心の漢字『紅』の方は、もっと冒険
もみじの葉と枝で表現してみました。
「紅」って読めますか
雰囲気出しで大好きな山水画もちょこっとだけいれてみました。
週明け鎌倉のアトリエに行って先生にご意見伺ってみよう
どんな結末になるか、またご報告します。
ちなみに、展示会までもう1ヶ月切ってマス・・・ヤバ