振り返れば5月の半ば-。
大きな洗面器のようなボウルが新課題となり曼荼羅を題材に
決めて描き始めてからかれこれ、3ヶ月が過ぎた砂時計




初めて挑むボウル型、そして曼荼羅の図案に悪戦苦闘続きで、
線描きだけであっという間に3ヶ月も過ぎていたのだ・・・あせる
でも、今回、やっと、その、線描きが終わりを迎えようとしていますDASH!




ラストスパート7時間の線描きをどうぞご覧ください。




お稽古の極み

雷紋を描き終えて、その上の模様を一周しました。
これはなんという柄なんでしょうか、曼荼羅とは不思議です。




お稽古の極み


続いて、後半最大の山場がきました。
8つの窓を作り、その中心に神様が鎮座。
その周りに、動物や邪気がうようよ、という図。
描けそうで描けないよ~。
とりあえず、当たりをつけたところで時間切れです。




お稽古の極み

別日。
気を取り直して、窓の中の神様の顔を描いてみる。
続いてその両隣の神様、周囲の動物と邪気。
あ~・・・シンドイ。
ちなみにこれ、全部逆さまから描いているんですよパー
人(神様)の顔や体を逆さに描くというのは、
ちょっと不思議な感覚なんですね~。
うまく言えないけど、後ろ向きに歩く時のような感覚。





お稽古の極み

それでもまぁなんとか、描きあがりまして
最後、ついにたどり着いた最終地点、縁の模様描き。
キャ~ッ
一マス、一マスが恐怖です。
見本を見てもぼやけてよくわからないのですから。
こんな、感じかなーで渦巻き風に仕上げてみました。



お稽古の極み

渦巻きからさらにちょこっと渦巻きを付け足しました。
まったく、小さくて地味な作業で変化がわからないですよね。
でもこれで線描き、完成でーす!!

ちなみに、見本をもう一度お見せしましょう。

お稽古の極み



改めてみると、とんでもなく細かな線描きを覚悟しなければ
ならなかったんだ、と気づきますが当初は全く想像だにせず・・・
この3ヶ月、ひたすら小筆を動かしてきました。




まさに、忍耐。




それでも、出口が見えてきた頃にはなんとも言えないワクワク感、
出口にたどり着いたときには例えようのない開放感が味わえました。
通算したら作業時間は・・・24時間くらい。





先生も、「おぅ、ようやった!」
とおっしゃってくださり、あとはダミしながら整えていけばいいと。
裏は上絵にしてみようか、と提案もいただきました。




うーん、まだまだ続く、曼荼羅ボウル。
これからダミして、焼いて、上絵して、焼いて・・・と工程は続きます。
ひょっとして、年内に出来上がるかどうか、の作品かもしれません。





が・・・




美しい曼荼羅が出来上がるよう、がんばりますアップ